「履歴書は、手書きで書いた方がいいですか?」
という質問をよく受けます。
こんにちは、上京を支援するリモート転職を運営する株式会社Carionsの山下です。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
履歴書を作成する際に、”手書きで作るべきか、それともパソコンで作るべきか”に迷う方は多いです。
特に、初めての転職活動をする方は、履歴書は手書きで書いた方がいいと思い込んでいる方もいらっしゃいます。
しかし、転職活動の面接では履歴書をパソコンで作成するケースが多いです。
パソコンで作成することは非常に楽ですが、様々な注意点もあります。
そこで今回は、「履歴書を手書きで作成するべきかパソコンで作成するべきか」そして、「パソコンで履歴書を作成するメリットと注意点」についてご紹介します。
というお話をします。
これから、履歴書を作成しようとしている方は、参考にしてみてください。
履歴書を手書きで書くかパソコンで書くか?
結論から申し上げると、手書きで履歴書を求められる会社は多くありません。
Google検索で履歴書の書き方について調べてみると、想像以上に”手書きの方がいい”という記事があって正直驚きました。
しかし、実際に大手企業の採用担当の方やベンチャー企業の採用担当の方とお話をしましたが、手書きの方がいいと言われることはほぼなく、パソコンでの作成が主流と言っていいかと思います。
また、仕事柄、他の転職エージェントの方とのやりとりも多いので、複数の転職エージェントに履歴書の手書きが多いか聞いてみましたが、パソコンでの作成が8割以上だという回答をもらっています。
手書きでもパソコンでも選考に影響はない?
手書きで作成するか、パソコンで作成するかが選考に影響するか心配される方は多いです。
特に、パソコンで作成するのは手抜きのように思えて、罪悪感を感じる方もいます。
パソコンでの作成が理由でお見送りになることはない
これまで転職を支援する中で、9割以上がパソコンで履歴書を作成しています。
しかし、選考時に「パソコンでの作成ではないため、お見送りです」となったケースは1件もないので、ご安心ください。
ただし、自宅にパソコンがない場合は、履歴書を手書きで作成するケースもあります。
もしくは、漫画喫茶などで、パソコンで作成するケースもあります。
履歴書をパソコンで作成するメリット
履歴書をパソコンで作成するメリットは、いくつかあります。
- 手間が省ける
- 書き直しの心配がない
- 転職エージェントとのやりとりが楽になる
説明してきます。
手間が省ける
1つ目は、手間が省けることです。
パソコンで履歴書を作成すると、複数の会社で使うことができます。
一方、手書きで履歴書を書くと1枚ずつ0から書かなければなりません。
特に何社も面接を受ける場合は、受ける企業の数だけ履歴書が必要です。
「面接の前日に徹夜して、履歴書を作成してパフォーマンスが発揮できませんでした」なんてことになると本末転倒です。
書き直しの心配がないこと
2つ目は、書き直しの心配がないことです。
PCだと間違えたからと言って、0から書き直しをする必要はありません。
手書きだと、誤字・脱字があるとやり直しになってしまいます。
手書きの履歴書を作成していて「最後の最後に字を間違えて、全部書き直しになった、、」という経験をしたことがある方も少なくないかと思います。
何枚も書いていると集中力が切れるものです。
だからこそ、書き直しの心配がないことは大きなメリットだと言えます。
転職エージェントとのやりとりが楽になる
3つ目が、転職エージェントとのやりとりが楽になることです。
転職エージェントを活用する場合は、転職エージェントに履歴書・職務経歴書を共有する必要があります。
その際に、手書きの履歴書・職務経歴書だと、やりとりに手間がかかります。
特に転職エージェントから企業に推薦する際は、WordやExcel形式で書類をやりとりすることが一般的です。
そのため、手書きの書類を転職エージェントに送ると、パソコン形式での書類の提出を求められる可能性があります。
履歴書をパソコンで作成する際の注意点
履歴書をパソコンで作成する際のメリットについてご紹介しました。
一方で、履歴書をパソコンで作成する際には、注意点もあります。
- Word、Excelを利用
- フォントの統一
- 証明写真の貼り付け
- 必ず見直しをする
それぞれ、説明します。
Word、Excelを利用
1つ目は、Word、Excelを利用することです。
ほとんどの企業で、Word、Excelのソフトが使われています。
逆にこれ以外のソフトで作成したものだと、転職エージェントや企業がファイルを開けない場合があります。
特に、MacユーザーはデフォルトでWord、Excelが入っていないこともありますので注意してください。
また、転職エージェントとやりとりする場合は、PDF形式に変換する前に一度Word、Excelで送ることをおすすめしています。
訂正する箇所があった際に、PDFだと直せないからです。
フォントの統一
2つ目は、フォントを統一することです。
フォントの統一は、全体の見栄えに大きく影響します。
稀に、フォントがバラバラで使用されているケースがありますが、パッと見ただけでも非常に違和感を感じます。
文字サイズは、10/5ポイント〜11ポイント
フォントは、明朝体がおすすめです。
また、文字に関しては、赤や青を使わず、黒のみを利用することにしましょう。
証明写真の貼り付け
3つ目が、証明写真の貼り付けです。
証明写真のデータを履歴書に貼り付けることを徹底するべきです。
写真のない履歴書は、人柄などをイメージしづらいです。
また、企業によっては写真が必須の企業もありますので、必ず用意しておくべきです。
また、面接の際に履歴書を持参する際は、履歴書を写真なしで印刷して、
後から現物の証明写真を貼り付けることをおすすめします。
必ず見直しをする
4つ目は、必ず見直しをすることです。
当たり前のことですが、誤字・脱字があると印象が悪いです。
小さなミスで減点してしまっては非常に勿体無いので、必ず細かく確認することをおすすめします。
入社と退職の年が同じになっていたり、そもそも年を間違っていたりすることはよくありますので、細心の注意を払うべきです。
まとめ
今回は、「履歴書を手書きで作成するべきか、パソコンで作成するべきか」そして「パソコンで履歴書を作成するメリットと注意点」についてご紹介しました。
転職の際の履歴書は、誰かが書き方を詳しく教えてくれるわけではないので、心配なことも多いかと思いますが、転職エージェントに相談すると、きちんと教えてくれるはずなので、頼って見てもいいかもしれません。
これから履歴書を作る方は、ぜひ参考にして見てください。