「職務経歴書で損をしている人が多すぎる!」
というのが、普段から転職支援をしている私がひしひしと感じることです。
せっかく、魅力的な経験や考え方を持っていても、職務経歴書で伝わらなければ書類選考に通過しないです。
書類選考に通過せずに面接にいけないことは本当にもったいない。
だからこそ、普段からかなり熱を込めて書類の添削をしていますので、この記事では「職務経歴書のポイントとNG事項について」まとめます。
特に、”強みを具体的に書くこと”については熱を込めて伝えたいので、NG事項の項目まできちんと読んでいただけると幸いです。
Contents
職務経歴書はWord形式!手書きは無駄!
まず、基本ですが職務経歴書はWord形式で問題ないです。
新卒の就職活動では、手書きのエントリーシートがほとんどでしたが、転職活動で手書きを求められることはまずないです。
手書きで作成する時間が本当にもったいないので、Word形式で作成してください。
ちなみに、雛形も決まったものはないです。
職務経歴書の項目の5つのポイントについて
早速ですが、職務経歴書の項目の5つのポイントについてご説明します。
2、誤字・脱字は論外
1、強みは具体的に!誰にでも書ける内容は価値ゼロ
1、強みは具体的に!誰にでも書ける内容は価値ゼロ
3、新規営業経験
一般的なフォーマットは、下記の5項目の記載を求められます。
今回は、その一般的な5項目について、それぞれのポイントをご説明していきます。
(リモート転職では、フォーマットをお送りしておりますので、気軽にお問い合わせください。)
- 職務経歴
- 業務実績
- 活かせる知識
- 資格
- 自己PR
それぞれ、詳しく説明していきます。
1、職務要約・概略
2、職務経歴
職務経歴書の1つ目の項目は、職務経歴です。
職務経歴を網羅的に書くことをおすすめしています。
まずは、箇条書きで自身が行なっていた業務を大きく分類して洗い出します。
その後、各業務を細分化していきましょう。
あなたが今までにどのような会社でどのような業務をどのくらいの期間してきたのかを箇条書きで記載しましょう。各業務に対して、
職務経歴の欄は、これまで積んできたキャリアを企業に伝える重要なパートです
ポイント②:業務実績
職務経歴書の2つ目の項目は、業務実績です。
抽象的な表現ではなく、具体的で定量的な表現で書きましょう。
例えば、「◯人中◯位、前年比◯%、達成率◯%、◯ヶ月連続達成、コスト削減率◯%」など、客観的にみてその結果がどうなのかを評価できることを意識します。
その数字がすごいのかどうかを判断するためには、比較材料が必要です。
その場合、平均や分母などを記載することで、実績にインパクトを出すことができます。
それだけでなく、なぜあなたがそのような実績を出すことができたのか、どのような工夫をしたのかを、より簡潔に記載してあると説得力が増します。
ポイント③:活かせる経験・知識・技術
職務経歴書の3つ目の項目は、活かせる知識・経験・技術です。
Word,Excel,PowerPointなど使用していたツールやソフト、開発言語や開発環境、語学力などを記載します。
ここで重要なのは、自分自身の経験・知識・技術を過小評価しないことです。
「これは、きっとみんなができるから書かなくていいや」と思い込ず、書けるものは漏れなく書くことをおすすめしています。
特に、WEBデザイナーなどのクリエイティブ職やエンジニアなどの技術職、事務職の方は活かせる経験・知識・技術の欄をより充実させるようにします。
ポイント④:資格
職務経歴書の4つ目の項目は、資格です。
書く資格がたくさんある方と資格をほとんど持っていない方とで、2つに大きく分かれます。
たくさん資格を持っている方に関しては、注意が必要です。
資格を取るだけとって、生かしていない場合、目的を持たずに行動する人だと思われる可能性があるからです。
あまり突っ込まれたくない資格などは、あえて書かない選択をしてもいいと思っています。
もちろん、興味の幅が広いことがアピールになる可能性もあります。
逆に資格をほとんど持っていない方は、普通自動車免許などの資格も一般的な資格も必ず書くようにしましょう。
ポイント:⑤自己PR
職務経歴書の5つ目の項目は、自己PRです。
自己PRは、私が最も注力して添削・サポートをしている箇所です。
注力している理由は、2つあって、1つ目は個人によって最も差が出る項目だと考えているからです。
2つ目は、自己PRを考えることで、これまでのキャリアを振り返るきっかけにもなるからです。
また、今後のキャリアについて考え直すきっかけにもなります。
ただの1項目として捉えるのではなく、この項目をきっかけにキャリアについてより深く考えるきっかけになればと思っています。
書き方については、強みを抽象的に書くのではなく、自分の強みが現れたエピソードをピックアップして、下記のようなフレームワークで書くことをおすすめしています。
①結論:どんな強みがあるのか
②目標:どんな目標を掲げたのか、課されたのか
③困難:どの程度難しかったのか
④工夫:どのような工夫、強みを発揮したのか
⑤結果:どのような結果・成果が出たのか
⑥学び:どのようなことを学んだのか
⑦貢献:その強みをどのように生かして貢献していくか
また、ここで記載する内容は面接でも深く聞かれる可能性があります。
決して、自分の強みを偽って表現するのではなく、本当に自分がアピールしたくて、今後生かしていきたい強みを考えましょう。
注意:職務経歴書のNG事項
大事なポイントがありますが、NG事項もあります。
ここでは、職務経歴書を書く上でのNG事項は、4つ挙げてみます。
- 抽象的なエピソード
- 誤字・脱字は論外
- 空白が多い
- 文量が多い
- 専門用語が多い
それぞれ、簡単に説明していきます。
強みは具体的なエピソードを!
自己PRにおける強みはより具体的なエピソードを書いてください。
誤字・脱字は論外
職務経歴書を書く上での1つ目のNG事項は、誤字脱字が多いことです。
あなたが、どれだけ魅力的な内容を書いていても、誤字脱字があるだけで台無しになる可能性があります。
職務経歴書のような人生の転機に関わる大切な書類に誤字があるということは、仕事でも注意深く作業できない方と判断されてしまいます。
最低2回は音読して、確認することをオススメしています。
②空白が多い
職務経歴書を書く上での2つ目のNG事項は、空白が多いことです。
職務経歴書の空白の多さは、意欲の低さを表します。
大事な転職への準備が、きちんとできない方だと思われしまいますし、自社への入社意欲が低いと思われしまいます。
空白を作るより、少し細かく記載するくらいが、企業への熱意は伝わるはずです。
③文量が多い
職務経歴書を書く上での3つ目のNG事項は、文量が多いことです。
もちろん、②の「空白が多い」ことに比べるとましです。
しかし、文量が多すぎては読むことが大変ですし、全体的に読みづらい文章になります。
極力、要点を抑えて結論を伝えるようにしましょう。
③専門用語が多い
職務経歴書を書く上での3つ目のNG事項は、専門用語が多いことです。
自分自身では当たり前だと思っていても、一般的には当たり前でないことは多くあります。
私の場合、リクルートグループでは、当たり前だった用語が社外で通用しないことがたくさんありました。
同業界、同職種への転職であっても、人事の方は専門の知識を有していない場合があります。
極力、誰にでも伝わるような文章を書くように意識しましょう。
必ず第三者から見てもらおう
職務経歴書は、必ず第三者に確認してもらうことをオススメしています。
自分自身で「完璧だ」と思っていても、他者が読むと違和感を感じることが多くあります。
また、自分では気づかない誤字などもきっとあるはずです。
書類で選考落ちすると、面接というスタートラインに立つことができません。
どれだけ、あなたが魅力的な人物でも、面接に行かなければ企業に伝わらないはずです。
そして、職務経歴書をどれだけ魅力的に書けるかもあなたの才能の1つなのです。
だからこそ、自分自身で一度読み上げるだけでなく、必ず第三者に見てもらってから提出するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、職務経歴書の書き方の5つのポイントとNG事項についてご紹介しました。
職務経歴書は、選考のスタートラインであり、最大の鍵を握っています。
ただの書類と捉えるのではなく、自分自身のキャリアを振り返る機会と捉えて、作り込みましょう。
ちなみに、リモート転職では、職務経歴書のテンプレートの提供と添削を行なっています。転職を希望している方はもちろん、転職を希望していない方でも、履歴書・職務経歴書の添削を行なっていますので、
是非、お気軽にお申し込みください。