「社会人で海外留学をすると転職活動は難しくなる?」
キャリアアップやキャリアチェンジを目的に、海外留学を考える社会人の方のほとんどが、持つ疑問です。
海外留学に興味を持つ方は多くいますが、きっと帰国後の転職活動が上手く行くかどうか心配しているはずです。
そこで、今回は海外留学を検討している方に、「海外留学を転職活動で有利にする3つのポイント」についてご説明します。
ぜひ、この記事を参考にして海外留学への挑戦を検討してみてください。
Contents
留学に対する不安
海外留学を検討する際に生じる不安は、以下の3つです。
- ブランクが転職活動にどれくらい影響するか
- 留学して何が身につくのか
- 留学費用がどのくらいかかるのか
それでは、1つずつ回答していきます。
ブランクが転職活動にどれくらい影響するのか
留学に対する1つ目の不安は、ブランクが転職活動にどれくらい影響するのかという不安です。
なぜなら、転職活動において、ブランクは採用する側が最も気になるポイントだからです。
結論から話すと、海外留学の経験自体が転職活動で不利になることはほとんどありません。
ただし、留学の目的(ブランクの理由)をきちんと伝える必要があります。
なんとなく出来てしまったブランクだと、採用する側も「思いつきで行動してしまう人なのかな」と不安になります。
”なぜ、ブランクを空けてまで海外留学に行ったのか”
そして、”海外留学で何を得たのか”を堂々と答えられるようにしておきましょう。
留学して何が身につくのか
留学に対する2つ目の不安は、留学して何が身につくのかという不安です。
海外留学に行くだけで自分自身が成長するわけではないからです。
海外留学で身につけることができるものは、活きた言語や国際感覚、自信などが挙げられます。
知らない国で生活していくことで、その国で実際に用いられている活きた言語が身に付き、外国人とより親密になることが出来ます。
また、海外の文化や習慣に触れることで、これまでになかった物事の考え方や視点を備えることができるので、自分自身のアップデートにつながります。
そして、何より海外という異文化で過ごした経験が「新しい環境でも順応していくことができる」という自信を生み出します。
その自信が、今後の人生においてぶつかる壁を乗り越えさせてくれるでしょう。
留学費用がどのくらいかかるのか
留学に対する3つ目の不安は、留学費用がどのくらいかかるのかという不安です。
留学中はお金を稼ぐことが難しい可能性が高いため、働かなくても現地で生活できる最低の予算を理解しておく必要があります。
そこで、国別の1年間の留学費用の相場をまとめてみました。
1年間の留学費用の相場 | |
アメリカ | 230~410万円 |
イギリス | 190~360万円 |
カナダ | 170万円~300万円 |
オーストラリア | 180万円~380万円 |
フィリピン | 60万円~120万円 |
ニュージーランド | 170~300万円 |
留学は、多額の費用がかかるイメージがありますが、フィリピンなどの東南アジアであれば比較的安く留学をすることが出来ます。
また、カナダなどのワーキングホリデーのビザを取得出来る国を選択し、働きながら英語を学ぶことで上記の費用を大幅に抑えることも可能です。
ぜひ、参考にしてください。
海外留学を転職活動で有利にするための3つのポイント
では、海外留学を転職活動で有利にするためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、海外留学を転職活動で有利にするための3つのポイントをご紹介します。
- 留学前に自己分析を行う
- 自分の成長を数字化する
- 留学時のPDCAを言語化する
それでは、一つずつ説明していきます。
留学前に自己分析を行う
海外留学を転職活動で有利にする1つ目のポイントは、留学前に自己分析を行うことです。
「なぜ、自分は海外留学をしたいのか?」
まずは、この海外留学の目的を掘り下げてみてください。
帰国後の転職活動において、採用側に「ただ、遊びに海外に行っていたんだな」と捉えられることは最大のリスクとも言えます。
だからこそ、”何のために留学するのか”、そして”留学後どうなっていたいのか”について、事前によく考えてみてください。
目的をしっかりと考えることで、留学中にあなたが何をするべきかが明確になるはずです。
留学前と留学後の自分の成長を数字化する
海外留学を転職活動で有利にする2つ目のポイントは、自分自身の成長を数字化することです。
帰国後の転職活動の際に、海外留学を通して何を身につけたかを説明する必要があります。
その際に、わかりやすい成長を表す数字があるといいでしょう。
例えば、TOEICやTOEFLなどの英語関連の資格試験がおすすめです。
留学前と留学後のテストの点数を比較することで採用担当にわかりやすく成長を伝えることが出来ます。
留学中のPDCAを言語化する
海外留学を転職活動で有利にする3つ目のポイントは、留学中のPDCAを言語化することです。
なんとなく留学先で生活していたのではなく、きちんと目的意識を持ってアクションしていたことを転職時の面接で伝える必要があるからです。
留学前に決めた目標に対して、どのようなPDCAを回したのかをきちんと言語化しておきましょう。
そのために、留学中も「PLAN、DO、CHECK、ACTION」を意識し、記録しておくことをオススメします。
そして、そのPDCAを自分自身で話せるようにすることが大切です。
自分で立てた目標に対して、どのようなアクションや失敗をし、どう改善していったのかを説明することができれば、転職活動を有利に進めることが出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
社会人になってからの海外留学は、たくさんの不安が伴います。だからこそ、行くからには、今後のキャリアに生かしたいと思うはずです。
そこで今回は、「海外留学を転職活動で有利にするための3つのポイント」についてご紹介しました。
これらを有効活用することで、あなたの留学後の転職活動に大きなプラスとなるはずです。
是非、参考にしてみてくださいね。