2020.03.17インタビュー

【インタビュー】勇気を出して踏み出した一歩が今に繋がっている

こんにちは、インタビュアーの瀬戸です。

今回は、2018年の4月に岡山から上京してきた佐々木さんにインタビューを行いました。

上京してからもうすぐ2年が経つ佐々木さんだからこそ話せる、”上京して大変だったこと”や、”ぶっちゃけ上京してよかったのか”、といったリアルな話を聞くことができました。

これから上京を考えている方で『上京転職のリアルな話を知りたい』という方は、ぜひ最後まで読んでみてみてください。

 

佐々木さんプロフィール

四国の大学を卒業後、金融系企業にて一般職として勤務。約3年間勤務したのち、キャリアアップをするために思い切って上京を決意。コンサルティング業界に転職した後、2度目の転職でIT企業に入社し、経理業務に従事。

大学卒業後は地元の岡山で勤務

瀬戸:早速ですが、大学卒業後はどんな仕事をされていたんですか?

佐々木さん(以下敬称略)大学を卒業後、地元である岡山で金融系企業の一般事務職として約3年間勤務していました。主に保険を取り扱っている会社だったのですが、最初の2年間は、交通事故に遭われた方の怪我に関わる保険の支払いの査定業務をしていました。また、その他にも事故をした自動車の修理のやりとりなども行なっていました。

瀬戸:仕事は忙しかったですか?

佐々木:入社前に想像していたよりは忙しい職場でした。オフィスには、お客様からの問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきていましたし、保険というサービスの特性上、事故をした方や怪我をされた方からのお電話が多いため、緊急の対応が求められることも多かったです。とはいえ、会社は非常に落ち着いていて遅くまで残業をするようなことはありませんでした。

瀬戸:なるほど、もともと大学卒業後は岡山で働きたいと考えていたんですか?

佐々木:地元である岡山が好きだったので、岡山で働きたいと思っていました。なので、就活の際も県外に出るという発想はありませんでした。結局、全国に支店がある会社でしたが、岡山のエリアで働くことが確約された状態での入社でした。

会社全体が見えたことで芽生えた心境の変化

瀬戸:そんな佐々木さんが上京しようと思ったきっかけが気になります。

佐々木:入社3年目で、経理部に異動したことが自分の中ではターニングポイントでした。

経理部では、東京の本部から依頼を受けて、様々なエリアの支店から届く情報を取りまとめる業務をしていました。

入社からの2年間は、とにかく目の前の業務に必死になっていたのですが、経理の業務を通して初めて会社の全体像が見えましたし、各エリアの部長クラスの方と会話する機会も増えて、各部署の仕事内容を目にすることが増えました。

会社全体が見えた時に、ふと客観的に自分自身を捉えてしまって自分の今後のキャリアについて考える機会が増えました。

特に「これがやりたい」という明確なものはありませんでしたが、どこか物足りなさを感じてしまったのです。そうすると、「このまま今の会社にいていいんだろうか?」と徐々に感じるようになりました。

きっかけはInstagramのストーリー?

佐々木:そんな時に、東京で働いている大学時代の友人の”Instagramのストーリーの写真”が目につきました。

その写真がどのようなものだったかというと、遅くまで残業をしている友人のデスクに先輩から「遅くまでお疲れ様!」というメッセージの手紙とともにお菓子の差し入れを置いている写真でした。

一方、そのストーリーを見ている私は定時で帰宅して、夕飯を食べてお風呂も入ってもう寝る体勢が整っていたわけです。

東京で遅くまで必死に働いている友人と自分との間に何か大きな差があるような気がして、強烈な不安を感じました。

そして、自分自身が東京で挑戦してみたい、と心の中で感じていることに気がつきました。岡山は大好きでしたが、将来的なことを考えると「今上京しないともう一生上京できないかも」そう考えて上京することを考え始めました。

上京に向けて準備を進めた

瀬戸:それからどのような流れで転職活動を進めましたか?

佐々木:リモート転職の山下さんに上京の一連の流れを支援していただいたのですが、「今回の転職活動の目的」「やりがいを感じる瞬間」「自分自身の強み・弱み」「企業を選ぶ上での優先順位」などの自己理解を徹底的に行いました。

それから、実際に選考を受け始めてからは、企業や業界について深く調べたり、面接の準備を進めて行きました。

転職活動を始めてから内定をもらうまでの期間は、だいたい3ヶ月~4ヶ月でしたが、

最初に自己分析を丁寧に行って、今回の転職の目的や自分自身と向き合ったので軸ができたため、最後の意思決定のフェーズで焦ることや悩むこともなくスムーズに決めることができました。

困ったことや疑問があれば、LINEや電話で山下さんに素早く聞くことができたことも安心して転職活動に臨めるポイントでした。

瀬戸:転職活動において、どんなことが大事だったと感じますか?

佐々木:自分の考えをブラッシュアップしていくことです。自己分析を通して、自分が考えていることを伝える準備をきちんとしたつもりでも、いざ面接で聞かれると考えきれていないこともありました。

なので、面接が終わったらすぐに何を聞かれたかをスマホにメモをして、次の面接までに考えておくようにしました。

瀬戸:面接のたびにパワーアップしていた感じですね。

佐々木:そうです。面接の回数重ねるたびに、不安が少なくなっていきました。

瀬戸:逆に転職活動中に大変だったことはありましたか?

佐々木:岡山から東京だと距離があったので、移動がとても大変でした。何度も往復するとお金もかかりますし、働きながらなので体力的にも厳しかったです。

だからこそ、1度の上京で複数の企業の選考を受けられるように、調整してもらえたことは非常に助かりました。

あと、転職活動をすることを上司には伝えていたのですが、会社の皆には周知していなかったので、黒くなる髪色について理由を聞かれたり、午後からの面接のためにスーツケースを持ってきたりしていると、「どこ行くの?」と聞かれて大変でした(笑)

転職先を決定した決め手とは?

瀬戸:最終的に転職先を選んだ決め手はなんですか?

佐々木:幸いなことに、複数社から内定をいただき、特に2社で悩んだのですが、1社はワークライフバランスが整っている大手企業で業務内容もこれまでの経験が生きそうな会社でした。

一方、もう1社はコンサルティング企業で働き方はハードですが、よりチャレンジングで力がつきそうな会社でした。

本当にすごく悩んだのですが、最後は、「東京でしか出来ないことに挑戦したい、より挑戦的なことをしたい」という気持ちに素直になってコンサルティング企業への入社を決めました。

コンサルに入社して感じたこと

瀬戸:思い切ってコンサルの会社に入社してみてどうでしたか?

佐々木:実は、入社したコンサルの会社から再度転職しています。

コンサルでの仕事はハードでしたが、非常にいい経験でした。Excelなどのスキルも大きく上がりました。また、周りの方も優秀な方ばかりで、仕事に熱心な方が本当に多かったです。

ただ、入社したからこそ気づけたギャップもたくさんありました。

私が入社した会社では、仕事が本当に好きな方が多くて、睡眠時間を削ってでも仕事を完遂する姿勢に圧倒されました。

時には、夜中の3時、4時に仕事をしている方もいました。誤解がないように伝えておくとみなさん本当に仕事に熱心ですし、仕事が好きで取り組んでいるので尊敬していました。

一方で、私もより挑戦的な環境を求めてコンサルの会社選んだものの、日々の仕事に疲弊してしまい、正直言って今の私ではここまではできないなと感じてしまいました。

経験を生かして、再び転職活動に挑んだ

瀬戸:それからどうされたんですか?

佐々木:もう一度、自分自身と向き合い、転職活動をすることにしました。転職活動では、コンサルでの経験があったからこそ、プライベートの時間も大事にしようと思いました。

また、コンサルの会社も人事領域のコンサルだったのですが、人事の知識が不足していたので、事業会社で人事の仕事に挑戦したいと思うようになりました。

ただ、いきなり未経験から人事のポジションで入社することは難しいとわかっていたので、もともと前職で経験をしていた経理のポジションで今の会社には入社をしました。

現在の会社に入社してからの働き方の変化とは?

瀬戸:今の会社に入社してみてどうですか?

佐々木:コンサルの時と比べて、仕事とプライベートのバランスは求めていたものになりました。

今は、社内体制の変化もあって、部長が任されていた仕事を担当していて、管理職レベルの仕事を経験させていただいています。

これも最初はかなり大変に感じていたのですが、コンサル時代に苦労して習得したエクセルのスキルが今に生きています。

業務フローを分かりやすいように整理したりする業務は、コンサルで経験して良かったと感じています。必要な力も身についてるなと感じます。

東京への一歩を踏み出して本当に良かった

瀬戸:色んなことがあったと思いますが、東京に来て良かったですか?

佐々木:上京してコンサル会社に入社して、一時期は辛い瞬間もありました。でも後悔は一切ありませんし、挑戦したことに大きな価値があったと今では思っています。

瀬戸:次の目標はありますか?

佐々木:やはり、コンサルでの悔しい経験があるので、もう一度コンサルで勝負してみたいなという気持ちはあります。また、働く環境への興味も強いので、今の会社で経理の仕事だけでなく、人事の仕事も経験して人事制度や労務周りの業務を経験したいと思っています。

実際に上京してみて感じた岡山と東京の違い

瀬戸:東京に来て感じる、東京と岡山との違いはありますか?

佐々木:働く意識の違いはひしひしと感じています。

東京の人たちは、向上心の高い人が多くて、「会社に依存せずにその会社での仕事を通して何を得るか」を大事にしていることに驚きました。

今思えば、岡山にいた頃は周りに「今の環境を変えたいとは思っているけど、なかなか行動に移せない」と思っている人が多かったんですが、東京だと、変えたいなと思ったらすぐ行動に移す人が多いなと思いました。

あとは、選択肢の多さも地方と東京では圧倒的に違います。

休日の遊ぶ場所もそうですし、何かをやろうと思った時に身近にそれをやってる人がいたり、出来る場所があることは東京の魅力だと生活していて感じます。

まとめ

「このまま今の会社にいていいのか?」という思いから上京を決めて、東京でキャリアを歩んでいる佐々木さんにインタビューをしてみて、一歩目を踏み出す勇気の大切さに気づかされました。

挑戦には失敗や挫折がつきものですが、挑戦することで新しい世界が広がりますし、挑戦せずに後悔するより素敵な人生になるなと感じました。

今回のインタビューが、東京への一歩目を踏み出す勇気が持てない方の参考に胸に刺さればいいなと思っています。

カンタン30秒カンタン30秒!無料転職相談はこちら未来を切り開く
20代の上京特化型支援サービス
リモート転職は、地方から東京に上京する20代の若者に特化して仕事と住まいの支援をしています。地方からの不安な上京を2人3脚で伴走します。
カンタン30秒!無料転職相談はこちら