こんにちは、リモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
「最終面接でお見送りになる可能性ってどれくらいありますか?」
「最終面接に向けて、何を準備したら良いですか?」という質問をよく受けます。
そこで、今回は最終面接で落ちる理由BEST5と最終面接に向けて準備するべきことについて、ご紹介します。
最終面接を控えている方は、ぜひ参考にして見てください。
転職の最終面接って落ちる?
そもそも最終面接は落ちるの?と思っている方もいるはずです。
いきなり脅すようで申し訳ないですが、最終面接でも5割はお見送りになります。
一次面接や二次面接で、現場担当者や人事担当者から高い評価を得ていても、最終面接で評価が一気に覆ることもあります。
もちろん、会社によって最終面接の位置付けは異なり、”ほぼ内定が決まっていて、社長と顔を合わせる程度の場”としている企業もあれば、”よりいい人だけを厳選して採用するための場”と位置付けている企業もあります。
そのため、”自分はこれまでの選考で評価されているから余裕だ”というスタンスで挑まないことが非常に重要なポイントです。
ここでは、最終面接でお見送りになる理由を5つご紹介します。
最終面接で落ちる理由BEST5
2、会社のビジョンとのミスマッチ
3、人物タイプのミスマッチ
4、志望度が低い
5、他候補者との比較
1、企業理解が足りない
一番多い理由が、「企業理解が足りない」という理由です。
一次面接や二次面接は突破したものの、企業についての理解が甘いことを指摘される場合は多くあります。
自分をアピールしたいという気持ちも重要ですが、それ以上に相手を知ることが重要です。
会社のHPから会社概要やビジネスモデル、扱っている商材・サービスについて、とことん事前に調べておく必要があります。
また、その会社が身を置いている業界や競合についての理解も深めておくべきです。
2、会社のビジョンとのミスマッチ
2つ目の理由が、会社のビジョンとのミスマッチです。
最終選考では、社長や役員などの経営権を持つ方が出て来ることがほとんどです。
そのため、”会社の理念やビジョンに共感しているか?”という点が問われます。
経営をする上で、理念やビジョンにメンバーが共感しているかどうかは非常に重要だからです。
事前に、会社の理念やビジョンに目を通して、その会社が大事にしている価値観や風土などを理解した上で、最終面接に臨む必要があります。
3、人物タイプのミスマッチ
3つ目の理由が、人物タイプが会社の社風と合わないパターンです。
もちろん、最終選考までの過程で、ある程度人物対応は見極められています。
しかし、「社長や役員陣から見て、会社の風土と合わない」と捉えられてしまう場合があります。
また、質問に対して的確に答える力がある方でも、社長や役員陣の鋭いツッコミに対して、浅い回答をしてしまって見抜かれてしまうケースもあります。
きちんと思考を整理して、自分自身について伝えられるかがポイントとなります。
4、志望度が低い
4つ目が、志望度が低いという理由です。
「内定を出しても別の会社に行くかもしれない」と思われると、お見送りになってしまう場合があります。
1つ目の理由と重なりますが、企業理解が足りない場合やいまいちアピールが弱く本気度が伝わらないと、志望度が低いと捉えられる可能性があります。
最終面接は、「本当に来てくれるかな?」という目で見られているということを忘れずに、企業に対する熱意や本気度を伝えることが非常に重要です。
5、他候補者との比較
5つ目は、他候補者との比較です。
仕方ない面もありますが、他候補者との比較されて、お見送りになることもあります。
最終面接に進んでいるのは、自分一人だけではないことが多いです。
1人採用の枠に対して、5人ほど最終面接をして見極めたいという企業もあるという認識はしておくべきです。
そのため、自分自身の強みはなんなのか?をより明確にして、伝えられる準備をしておく必要があります。
また、志望度の低さが相手に伝わると志望度の高い候補者を優先する場合もありますので、念頭に入れておくことが大事です。
最終面接に向けて準備しておくべきこと
では、最終面接を控えている人はどんな対策をしておく必要があるのか。
ここでは、最終面接に向けておすすめする対策についてご紹介します。
社長について徹底的に調べる
社長について徹底的に調べることは、印象の面でも会社の理解を深める上でも非常におすすめです。
ネット検索で出てくる社長のインタビュー記事などは必ず読んで、面接の場で感想を伝えてもいいと思います。
記事には、理念やビジョンが書かれていることも多くあります。
また、社長ブログがある場合は、できれば全ての記事に目を通して、全て読んだ事実を伝えることも印象はいいです。
また、ブログや記事を読むことで会社のリアルな風土も知れる可能性もあります。
ブログや記事だけでなく、FacebookやTwitterなどのSNSもチェックすることをオススメします。
デメリットも理解しておく
2つ目が、企業で働くデメリットも理解しておくということです。
最終面接で、企業の良い部分ばかりを見ていると感じる人もお見送りになりがちです。
「IT企業だからキラキラしている」「楽しそう」など、憧れだけを抱いていることが見えてしまうと敬遠されます。
働いていると大変なことや、泥臭いこともきっとあります。
だからこそ、良い部分だけを見るのではなく、きちんとデメリットも理解した上で志望しているということを伝える必要があります。
逆質問を考えておく
最終面接では、逆質問も重要な判断基準となります。
ある会社では、最終面接の場で社長から質問は一切なく、「何か質問ある?」とだけ聞かれる場合もあるようです。
逆質問は、会社への本気度や理解度を測ることができます。
逆質問をすることは緊張するかもしれませんが、「何もない」ということだけは絶対に避けたいです。
そして、最も重要なことは、質問の背景もセットで伝えることです。
例えば、「給料いくらもらえますか?」「早く帰れますか?」などの質問をストレートにしてしまうと正直、印象が悪いです。
過去に、上手く質問をしていた方の事例を話すと、
「まずは上を目指して頑張ります。頑張ったら頑張った分だけ給料が上がって行くと嬉しいのですが、上の方だといくらくらいもらっていますか?」
「まずは仕事を覚えることに専念しますが、ゆくゆくは効率も意識したいと思っています、早い方はどれくらいで帰宅しているでしょうか?」
などの聞き方をしています。
なぜ?の深掘りを5回ずつ行う
最終面接で、思考が浅いと思われるとお見送りになります。
そのため、自分自身の考え方について「なぜ?」の深掘りを最低でも5回は行うようにしてください。
SHOWROOMの前田祐二さんも、就職活動で30冊もの自己分析をノートに書いたそうです。
転職理由、志望動機、自己PRについて、なぜそう思うのか?を掘り下げることはマストです。
また、これまでの人生の大きな意思決定を振り返って、その意思決定をなんども掘り下げて考えることをおすすめします。
最終面接は事前準備とリラックスが重要
今回は、「最終面接で落ちる理由BEST5と最終面接の対策」について、ご紹介しました。
最終面接は、事前の準備と心構えが必要です。
しかし、あまり取り繕って普段と違う自分で挑んでも見抜かれてしまいますし、ミスマッチに繋がりかねません。
だからこそ、出来る限りの事前準備を行いつつ、リラックスして挑むことが重要です。