「入社したばかりだけど辞めたい」
「第二新卒で転職できるか知りたい」
そう考えている方は、きっと多いはずです。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
新卒入社から3年以内の離職率は31.8%というデータもあり、少なくとも全体の半分以上の人は、”辞めたい”と思ったことがあるのではないでしょうか。
私は、年間200名以上の転職希望者とお話ししてきましたが、
「1年目だけど、もう辞めたいです」という相談を受けることは非常に多いです。
辞めたくなる理由は様々ですが、今回は「新卒で入社した会社をすぐに辞める理由BEST5」と「第二新卒の転職で失敗しない方法」についてご紹介します。
結論、第二新卒でも入社できる会社はありますし、第二新卒向けのサービスや大手の転職エージェントで求人の紹介はもらえる可能性高いです。
だからこそ、新卒入社に失敗したと絶望せず、前向きに取り組む方がいいかと思いますが、楽観的すぎると痛い目にあいます。
この記事を読んで、新卒の就職と同じ失敗をしないよう第二新卒での転職に備えていただけたらと思います。
新卒で入社した会社をすぐに辞める理由BEST5
それでは、辞める理由BEST5を発表します。
- ブラックだった
- 上司と合わない
- プレッシャーがきつい
- 仕事がつまらない
- なんとなく合わない
詳しく、解説していきます。
1位:ブラックだった
1位は、入社した会社がブラックだったという理由です。
特に「残業が多くて、激務だから辞めたいです」という悩みは非常に多いです。
1年目のうちは、仕事も慣れないため効率的に働くことは中々難しいはずです。
ましてや、ベテランの先輩でも残業が多く長時間労働している姿を見てしまうと、”自分もあんな風になりたくない”というケースです。
2位:上司と合わない
2位は、上司と合わないという理由です。
「厳しい上司がいて耐えられないです」というケースが多いかと思います。
人と人なので、相性がありますし合う合わないは必ずあります。
職場に嫌味な上司がいて、どう距離感を縮めていいか悩む人は多いです。
3位:プレッシャーがきつい
3位は、プレッシャーがきついという理由です。
営業職にありがちですが、目標(ノルマ)のプレッシャーに耐えきれなくなる方は多いです。
目標数字の進捗具合が悪く、上司に詰められて胃が痛くなり始めると
「なんのためにこんな大変な仕事をしているんだろう?」と辞めたくなります。
4位:仕事がつまらない
4位は、仕事がつまらないという理由です。
新人のうちは、つまらないと思う仕事を任されることもあるでしょう。
一見華やかに見えるコンサル業界だって、最初は資料作成や雑務ばかりをこなしています。
また、少しずつ業務に慣れ始めた頃に感じる場合もあり、やりがいを感じられない、自分がやる意味が感じられないという理由で、退職を検討する方はいます。
5位:なんとなく雰囲気が合わない
5位は、なんとなく雰囲気が合わないパターンです。
同期と馴染めなかったり、部署に馴染めなかったりすると辞めたくなります。
また、地方などの人数が少なめの部署に配属されて、
年齢が近い人が職場にいないケースだとなんとなく雰囲気が合わないとなりがちです。
新卒で入社した会社をすぐに辞めたくなる人の後悔
「就活をもっと真剣にしておけばよかった」と嘆く人の割合は驚くほど高いです。
就活生時代に、中途半端に就活をしてしまうと入社してから後悔することになってしまいます。
しかし、一度そうなってしまったものは仕方ないので、”第二新卒での転職でいかに巻き返すか”という方向に頭を切り替えるべきかと思います。
どうしたら第二新卒の転職で失敗しないか?
新卒ですぐに辞めてしまった人だと、第二新卒として転職活動をすることになります。
近年、第二新卒の市場は採用人数が増えていますが、それでも落ちる人は本当に落ちます。
失敗しないために、意識すべきことをご紹介します。
- 素直に失敗を認める
- 転職エージェントに相談する
- 条件を絞りすぎない
素直に失敗を認める
1つ目は、素直に失敗を認めることです。
自分を正当化して、全て会社のせいにしている人ほど第二新卒の転職でも失敗します。
短期離職に繋がったことは、必ずしも自分の失敗ではないかもしれません。
しかし、就活の準備不足など自分自身にも少なからず原因があるはずです。
原因を振り返って反省し、次に繋げる姿勢をもつことが重要です。
第二新卒に求められていることは、スキルではなく素直さです。
全て会社のせいにして、愚痴っぽく話す人を採りたい会社は0だと思います。
転職エージェントに相談する
2つ目は、自分にあった転職エージェントに相談することです。リクルートエージェントなどの大手人材紹介会社に相談して、幅広く求人の紹介を受けることがおすすめです。
また、第二新卒に特化した転職エージェントは面接対策などが非常に充実しているので、ウズキャリなどの第二新卒特化型の転職エージェントにも相談しておくべきかと思います。
「就活をもっと真剣にしておけばよかった」と後悔する方思う人ほど、一人で転職活動を進めるのではなく、強力なアドバイザーを味方につけるべきかと思います。
転職の目的を深掘りせず、キラッとした求人に飛びついたり、ちょっと今より給料が高そうな会社に飛びついたりすると失敗しがちです。
何を目的に転職するのかを冷静に考える必要がありますし、何を大事にしたいのか優先順位もきちんとつけた方がいいです。
条件を絞りすぎない
3つ目は、条件を絞りすぎないことです。
求める条件を「給料・会社規模・福利厚生・残業時間」とあれもこれもになってしまうと失敗します。
たまに、給料を過度にアップさせようとしたり、難しい条件を希望する人がいます。
そもそも、第二新卒の転職はポテンシャル採用であって、何かのスキルや経験を生かしてキャリアアップする転職とは大きく異なります。
最近だと、転職を繰り返すことで年収や市場価値を高めているmotoさんが有名なので、motoさんのように給料を上げていきたいという方は結構います。
しかし、motoさんの場合は戦略的かつ、現職で成果を残した上で転職をしています。
何も実績を残さず、何も身に付いていない状態で、キャリアアップは厳しいかと思います
まとめ
今回は、「新卒で入社した会社をすぐに辞める理由BEST5」と「第二新卒の転職で失敗しない方法」についてご紹介しました。
新卒で入った会社をどうしても辞めたくなることはあるでしょう。
しかし、会社への入社を決断したのは、間違いなく自分自身です。
だからこそ、安易すぎる離職はおすすめしませんし、もしどうしても転職するのであれば「何としても次の環境では結果を出そう」と覚悟を決める必要があります。
悪い意味での転職癖がつかないよう、冷静に考えることをおすすめします。