2021.12.05上京

【上京経験者の本音】東京で働きたい人に伝えたい!東京の嫌いなところ

私は、上京を支援する「リモート転職」を運営する株式会社Carionsの山下です。

 

私自身、関西から上京して5年目になりました。そして、2017年から上京支援の事業を始めてから東京で働きたい200名以上の方とお話をしました。

上京支援をしていると東京に対して”夢や憧れ、希望”を抱き、東京が全てを叶えてくれる場所のように感じてしまっている方とたくさん出会います。

しかし、東京で住むことはいいことばかりではないなと日々感じています。実際に不便やストレスを感じることはたくさんありますし、東京に来たことを後悔する人もいることは事実です。

東京のいいところばかりを紹介していてもフェアじゃないので、今回は、「東京の嫌いなところ」を本音でお伝えしたいと思います。

 

 

東京で働きたい人に伝えたい!東京の嫌いなところ

早速ですが、「東京の嫌いなところ」について実際に聞いた話や私の実体験も交えてご紹介していきます。

 

家賃が高い

まず、家賃の高さです。

私が大学を出て最初に東京に来た際は出来るだけ都会に住みたいというミーハー心で都心の中央区の物件を選んでしまいました。

決して広くない家でしたが、新卒の給料に対して家賃が高いことにかなり苦しめられました。

結果、1年間給料をもらって働いたのにも関わらず、貯金ができないだけでなく、通帳の残高は入社時よりも減りました。ちなみに関西から遊びに来た友達は、同じくらいの広さの家にほぼ半額で住んでいるとのことでした。

物件の家賃は、エリアや広さ、駅からの距離など様々な条件によって決まります。

そのため、家賃が安い物件を選ぶとそれなりに狭かったり、古かったり、駅から遠かったりします。

利便性の高い物件に住むと思うと家賃が高くなり、お財布を苦しめられることになります。

友達の中には、シェアハウスに住むことで節約している人もいましたが、やはり共同生活特有の人間関係に悩まされていることもありました。

 

食費も高い

次に食費の高さです。

私が関西にいた頃は、まだ大学生だったということもありますがランチに1000円を出すことは滅多に無かったように思います。

しかし、東京では1000円のランチは当たり前です。そのため、東京に来て一月に食費が6万円以上かかりました。

夜ご飯を自炊するともっと抑えられるのかもしれませんが、自炊をしない人だと余計に食費がかさみます。

仮に食費が6万円で、家賃7万円の家に住み、水道代が3000円、電気代が5000円、ガス代が2000円だとすると合計14万円の支出です。

これは、かなり痛い出費だと思います。

 

人が多い

人の多さもかなり辛いです。

新宿・渋谷・浅草・上野などの混雑する街に休日訪れると人の多さにとても疲れます。

人気なエリアは歩くだけでも人が多くて疲れてしまうのですが、疲れたのでカフェで一休みしようと思っても、並んでいるため中々入れなかったりします。

休日にゆっくりカフェで読書しようと思ってもなかなかゆっくりできないというのが本音です。また、店の中に入っても人が多く、席と席の感覚がなんだか狭い気がします。

「並ぶことが嫌いだ」という人は結構多いと思いますが、そんな人にとってはしんどい街だなと感じます。

 

満員電車は地獄

最後に、満員電車の混み具合です。

これは、東京に来た人なら誰もが感じることですが、想像を絶する辛さです。

毎朝通勤するだけで、すでに何時間も働いたような疲労を感じることになります。

また、痴漢被害を受けたり、痴漢の冤罪の疑いをかけられるなどのリスクもあります。

そして、人が密集するため風邪などの病気にも罹りやすいようです。

東京に来た方なら誰もが、満員電車と無縁の生活を送りたいと心から願うことになると思います。

 

それでも東京で働きたい理由

ここまで、東京の嫌いなところを挙げました。

もちろん、これらの嫌いなところは上京前から想定していましたが、それでも嫌だなと感じてしまいます。

しかし、これだけ嫌なことがあっても、今すぐ東京以外で働きたいかと言われるとそうは思いません。

特に20代のうちは東京で働きたいと思っています。

そこで次は、東京で働きたい理由についてご説明します。

 

 会える人の幅が広がる

まず、東京では会える人の幅が非常に広がります。

地方の方から「毎回、同じ地元のメンバーと飲んでいる」「休日も会社の先輩・後輩と遊んでいる」という話を聞くことがあります。

きっと、私も地方で働いているとそうなっていると思います。

最近、地方から東京に出て20年ほど経ったという方とお話しすることがありましたが、東京に来て、もともと引っ込み思案だった性格が少し社交的に変わったということを聞きました。

東京に来て、趣味のイベントや飲み会などに積極的に足を運ぶようになったことで会う人の幅が広がり性格にも変化があったということです。

私自身、東京に来てからは意識的に社内外の友達を増やすようにしています。人との交流を広げて、飲み会やイベントごとなどに積極的に足を運ぶようにしていました。

そうすると、何か新しいことを始めたいと思った際に、その分野について詳しい人から情報を集めるために実際に会って話を聞くこともできます。

WEBの発達により、情報自体は簡単に集められますが、実際に足を運んで手に入れた情報の価値は非常に高いなと感じます。

だからこそ、会える人の幅が広い東京にいることで、受ける刺激は非常に大きいです。

 

向上心のある人が多い

東京には向上心のある人が多くいます。

これは、実際に上京をした方からよく耳にする話です。

東京で働く人の中で、地元が東京の人は少なく、ほとんどが地方から出て来た人です。

そのため「地方から東京に来る」という決断をしている人ばかりです。

つまり、高校や大学、就職などのタイミングで「前向きな意思決定」をしている方が多いのです。

そのため、自然と向上心を持つ人が多くなります。

向上心を持つ人から刺激を受けて、切磋琢磨することで自分自身もより向上心を持って働けると感じています。

 

仕事の選択肢が多い

次に仕事の選択肢が多いことです。

やはり、日本のビジネスの中心は東京なんだと感じることが多くあります。

余談ですが、例えば、私は2018年に企業を立ち上げて、転職エージェントの仕事を始めました。

転職エージェントは、転職希望者の相談に乗った上で、マッチする求人を紹介します。

その際に求人数が少ないと転職したい方の力になれない可能性があります。

そのため、企業との取引のバリエーションが重要です。新規企業と取引を始めようとすると、ほとんどが本社にお伺いして、経営者や人事の方にご挨拶するところから始まります。

そして、その本社は大抵の場合、東京にあります。

もし、東京以外の地域にいれば、新規企業との取引の度に東京に来る必要があり、今のようにたくさんの企業とのお付き合いがきっと出来ていないと思います。

私の場合、転職エージェントという職種ですがこれは他の仕事にも当てはまることは多いと思います。

 

 

まとめ

今回は、東京の嫌いなところと、それでも東京で働きたい理由についてご紹介しました。

東京での生活は嫌なところもありますが充実を感じることもあります。

様々な人との出会いから刺激を受けますし、情報の鮮度も高いです。

私自身、いつか地方で働きたいなとも思っていますが、だからこそ、今いる東京という恵まれた環境で、スキルや知識、仕事での繋がりなどを獲得したいと思っています。

そして、東京で得たものを武器に関西に戻れたらいいなと思います。

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