「上京して仕事を探す際の具体的な流れを知りたい」
今回は、そんな疑問に答えていきます。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
こんにちは、上京を支援するリモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
上京を希望する方から「上京するまでの具体的な流れについて知りたい」という質問をよく受けます。
私自身も、関西から上京しましたが、何を準備すべきか、どんな流れで上京すればいいのか悩みました。
今回は、年間200名以上の上京支援を行う中で感じる「上京のメリット・デメリットと上京転職する際の具体的な流れ」について、ご紹介していきます。
上京する流れが気になっている方は、最後まで読んでみてみてください。
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Contents
仕事を先に決める?家を先に決める?
上京する際にポイントとなるのが、仕事を先に決めるか、家を先に決めるかという問題です。
この問題については、現職中か離職中かによって、大きく変わりますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
しかし、コロナ禍で求人が減少している中では間違いなく仕事を先に探すことをお勧めしています。
この理由については、こちらの記事でも細かく解説しています。
仕事を先に探すメリット・デメリット
仕事を先に探すメリットは、リスクが圧倒的に少ないことです。
先に仕事が決まっている安心感は非常に大きいです。
仕事が決まっていない状態で、東京に拠点を移すと家賃がかかることや、仕事が決まらない焦りを感じてしまう可能性があります。
また、何も決まっていない状態で上京をするよりも、家族の納得も得られやすいと思います。
一方でデメリットは、選考に時間がかかる可能性があることです。
しかし、面接のオンライン化によって居住地はあまり関係ないようになりました。
これまでは、地方に住んでいると拠点があると、どうしても毎回選考で東京に来る必要があり、たくさんの選考を一気に受けられないため選考が長引いていました。
地方に住んでいる方にとって、コロナによる転職活動の変化は追い風とも言えます。
家を先に探すメリット・デメリット
家を先に探すメリットは、東京に拠点を移して、選考に集中できることです。
東京に家があると、一気にたくさんの選考を受けることができるため、本気で東京で仕事を探したい方にとってはメリットと言えます。
一方、デメリットは、仕事が決まらない場合に焦ることです。
東京で生活するためには、家賃がかかるため「早く仕事を決めないと」という焦りはあります。
焦りから、投げやりに仕事を選んでしまうとあとあと後悔する可能性があります。
上京転職のメリット・デメリットについて
次に、あらかじめ上京するメリット・デメリットについて理解しておくことをおすすめします。
東京への憧れはあるものの、東京での生活が上手くいかなかったらどうしようという不安を抱えているケースが多いです。
そこで、あらかじめ上京するメリットとデメリットについて、理解しておくべきです。
上京のメリットとは?
まず、上京することのメリットについてご紹介します。
給料が高い
メリットの1つ目は、給料が高いことです。
地方と東京では、給与の水準が大きく変わります。
実際に、地方から東京に転職で来ている方のほとんどが給料アップしています。
私が支援した例だと、地方勤務のエンジニアの方が、東京でフリーランスの仕事に就いて年間100万円ほどアップしたこともあります。
また、社会人未経験の方が正社員の仕事に挑戦する場合でも、おおよそ年間で50万円以上は給料アップしているケースが多いです。
仕事の種類が多い
メリットの2つ目は、仕事の種類が豊富であることです。
求人数が多いことはもちろんですが、求人のバリエーションの広さも東京の魅力です。
地方では募集の無い職種の求人が、たくさんあります。
もちろん、未経験の職種にいきなり挑戦するハードルは高いですが、
まずは東京に来て、経験を積んでから、次のキャリアでやりたい仕事に挑戦するという方は非常に多くいます。
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チャンスが溢れている
メリットの3つ目は、チャンスが溢れているということです。
有名YouTuberのHIKAKINさんも、夢を叶えるために東京に来たことで有名です。
人も多く、何かとチャンスのある東京は、大きな挑戦をする上で最もいい環境だと言えます。
大きな目標を持っている人は、人生に一度は東京にきてチャレンジするべきだと断言できます。
出会いがたくさん
メリットの4つ目は、出会いが非常に多いことです。
会社数も多く、仕事に関するセミナーやイベントなども豊富に開催されています。
趣味のコミュニティも多いため、関わる人の幅を広げやすいです。
私自身も、東京でフットサルを頻繁にしていると、同業の方などと繋がったり、仕事でやりとりをするようになったこともあります。
また、人が多い分、恋人や結婚相手も見つかるかもしれません。
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娯楽が多い
メリットの5つ目は、娯楽が多いことです。
東京には、娯楽が溢れています。地方の方だと、好きなバンドのライブやアニメのイベントなどで東京に来る機会が多い方もいるかもしれません。
もし、東京に住んでいたら、交通費などをかけずにイベントに参加することができます。
また、テレビで取り上げられるようなおしゃれなカフェも多いですし、買い物や遊ぶ場所まで、東京にいて娯楽に困ることはほとんどありません。
上京のデメリットとは?
一方で、上京する方が感じるデメリットもあります。
いくつか、上京のデメリットについてご紹介します。
とにかく人が多い
1つ目のデメリットは、とにかく人が多いということです。
上京したての頃は、人の多さにきっと疲れることでしょう。
特に、朝の通勤ラッシュについては、上京した方のほぼ全員が口を揃えて大変だと言います。
休日の渋谷・新宿などの繁華街も非常に人が多く、私自身も東京の人の多さに慣れるまでに数年間かかりました。
家賃が高い
2つ目のデメリットは、家賃の高さです。
地方と東京とでは、家賃の高さが大きく違います。
東京では、1人暮らし用の部屋で、少なくとも5万円/月はかかります。
上京を考えている方は、ぜひTVで「ボンビーガール」の”上京ガール”の特集を見ていただきたいのですが、上京する方のほとんどが東京の高い家賃に戸惑っています。
給与と見合う家賃の物件を借りなければ、生活が非常に苦しくなります。
仕事がハード
3つ目のデメリットは、仕事がハードだということです。
東京は、日本の中心ということもあり、地方の空気とは、違う空気が流れています。
もちろん、忙しい企業ばかりではないのですが、「東京の仕事は、想像以上にハードだった」という感想を持たれる方も多くいます。
また、東京は働いている人が多い分、仕事でのライバルの数も多く、競争の環境に身を置くことになるかもしれません。
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上京の流れとは?
それでは、本題の上京までの流れについてご紹介していきます。
上京までの流れは、このような流れで進みます。
- 1、資金の準備
- 2、仕事探し
- 3、面接時の宿泊場所を確保
- 4、住まい探し
- 5、上京直前の最終確認
それぞれ、詳しく解説していきます。
上京の流れ①:資金の準備
まずは、資金の準備です。
目安ですが、60万円ほどは用意しておく方が安心です。
もちろん、上述したように住まいと仕事を同時にサポートしてくれるトーキョーダイブなどのサービスを使う場合は別ですが、
一般的な転職活動をする場合は、面接の交通費、引っ越し費用、物件の初期費用、生活費などを含めると60万円ほどあると安心です。
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上京の流れ②:仕事探し
次に、仕事探しです。
仕事探しは、次の6つのステップがあります。
- ①自己分析
- ②情報収集
- ③職務経歴書・履歴書作成
- ④書類選考・面接
- ⑤入社企業の決定
- ⑥退職手続き
それぞれ、詳しく解説していきます。
仕事探し①:自己分析
1つ目は、自己分析です。
自分自身は、将来どうなりたくて、今何が大切なのかをきちんと考える必要があります。
自己分析を疎かにして、なんとなくで就職先・転職先を選んでしまうと早期離職に繋がっているケースが多いです。
20代の方で、一度転職をしたのに、すぐにもう一度転職したいと悩む方のほとんどが、自己分析がきちんとできていなかったパターンです。
自己分析は、一人ですると難しいので、信頼できる人に相談しながら、軸を定めていくことがおすすめです。
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仕事探し②:情報収集
仕事探しのステップ2つ目は、情報収集です。
どんな仕事がしたいのかを検討するために、業界、企業、職種など様々な切り口で出来るだけ幅広く情報を集めましょう。
リクルートエージェントなどの転職エージェントの活用も1つの手段です。
それぞれ活用の仕方があり、転職サイトでは、どんな企業がどのような求人を出しているのかを自分自身で確認することができます。
また、転職エージェントでは、キャリアアドバイザーと直接話す中で、自己分析や求人紹介、面接対策などを受けることができます。
>>おすすめの転職エージェントについてはこちらの記事でご紹介しています
仕事探し③:職務経歴書・履歴書の作成
仕事探しのステップ3つ目は、職務経歴書・履歴書の作成です。
求人に応募する際に、職務経歴書と履歴書の書類提出が必要です。
書類選考を通過しなければ、そもそも面接に辿り着けません。
職務経歴書に記載する内容を十分に検討をした上で作成する必要があります。
また、履歴書には証明写真が必要ですので、あらかじめ準備しておきましょう。
仕事探し④:求人応募・面接
仕事探しのステップ4つ目は、求人応募・面接です。
転職活動の面接は、約1~4回ほど行われます。
新卒での面接とは違って、今までの職務履歴を転職先でどのように活かすことが出来るのかを端的に話す準備が必要です。
書類審査と同様に転職面接では、これまでの職歴をどのように次の仕事で活かせるのかが、たびたび問われることになります。
職務履歴書で整理した内容を、きちんと口頭で伝えられるよう準備しましょう。
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仕事探し⑤入社企業の決定
仕事探しのステップ5つ目は、入社企業の決定です。
転職活動が順調に進めば、複数の企業からの内定をもらうこともあります。
内定先のそれぞれのメリット・デメリットを洗い出した上で、入社先企業を判断する必要があります。
転職活動を進める中で、価値観はきっと変化していきます。
しかし、最後の最後で転職の目的を見失わないよう、冷静に判断することをおすすめします。
仕事探し⑥:退職手続き
お仕事探しのステップ6つ目は、退職手続きです。
「どうやって上司に退職を切り出せばいいですか?」という相談は多いです。
この際に重要なのは、上司に悩みを相談したいのか、それとも退職する決意を伝えたいのか、ということです。
悩みを相談すると、上司はきっと退職を引き止めるでしょう。
すでに、退職の意思が固いのにも関わらず、「嫌われたくない」という思いで、「悩んでいます」と切り出してしまうとお互い不幸になります。
退職の意思が固いのであれば、はっきりと意思を伝えることを心がけましょう。
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上京の流れ②:住まい探し
上京の流れの2つ目は、住まい探しです。
住まい探しは効率的に、できれば1回の上京で終わらせることが理想です。
何度も何度も東京に足を運んで、住まいを探していては、交通費や宿泊費の負担が大きくなります。
事前準備を徹底することで、1度の上京で住まいを決めることができます。
住まい探しは、次の4つのステップがあります。
- ①情報収集
- ②不動産会社への連絡
- ③物件見学
- ④申し込み・契約
それぞれ説明していきます。
住まい探し①:情報収集
住まい探しのステップ1つ目は、情報収集です。
何を重要視するのかを決めるために、DOOR賃貸のようなサイトに登録して情報収集をします。
そして、何を大切にするのかの優先順位をつけましょう。
下記の10項目を参考にしてみてください。
- 部屋の間取り・広さ・家賃
- 駅からの距離
- バストイレ別
- 独立洗面台
- 日当たり
- 階数
- オートロック
- 浴室乾燥
- 街の雰囲気
住まい探し②:不動産会社への連絡
住まい探しのステップ2つ目は、不動産会社への連絡です。
まずは、電話で不動産会社に相談することをおすすめします。
いきなり東京にきて不動産会社とやりとりをするのではなく、
事前に不動産会社に優先順位を伝えておすすめの物件を紹介してもらい、上京して物件見学する日程を決定します。
住まい探し③:物件見学
住まい探しのステップ3つ目は、物件見学です。
不動産会社と日程を決定して、実際に物件見学をします。
自分の目で部屋をきちんと下見して、内装だけでなく住む地域の環境も確かめましょう。
その部屋での新生活を想像できるかどうかが、物件見学のポイントです。
しかし、欲張り過ぎることは禁物です。
望みの条件を全てを叶えられる物件に巡り会うことは非常に難しいからです。
優先順位の高い条件を死守して、あとは妥協することも大事です。
住まい探し④:申し込み・契約
住まい探しのステップ4つ目は、申し込み・契約です。
物件見学で気に入ったお部屋を契約しましょう。
入居申込み、入居審査、重要事項説明、賃貸借契約という手続きを経て、初めて入居する準備が完了となります。
上京の流れ③上京直前の最終確認
上京の流れの3つ目は、上京直前の最終確認です。
最終確認をして、準備を整える必要があります。
上京直前の最終確認は、以下3つです。
- 最終確認①:住民票の移転
- 最終確認②:電気水道会社への連絡
- 最終確認③:各種変更届け
1つずつ確認していきましょう。
上京直前の最終確認①:住民票の移転
上京直前の最終確認1つ目は、住民票の移転です。
引越しする際には、住民票の転出届と転入届を出す必要があります。
旧住所の役所で、転出証明書を発行しましょう。
転出証明書を発行するためには、本人確認書類と印鑑の持参が必要です。
そして、転居先の役所で転入届を出しましょう。
転入届をだすために本人確認書類と印鑑、転出証明書が必要です。
上京直前の最終確認②:電気・水道・ガス会社への連絡
上京直前の最終確認2つ目は、電気・水道・ガス会社への連絡です。
旧住所のガス供給停止日と、新住所での供給開始日を決定します。
電話かインターネットでの手続きが、可能です。
上京直前の最終確認③:各種変更届け
上京直前の最終確認3つ目は、各種変更届けです。
郵便局に転移届けを提出すると、1年間は、前の住所に届いた郵便物を新しい住所に転送してもらうことができます。
こちらも、インターネット上で完結することができます。
国民健康保険課や国民年金課にも、転移届けを提出する必要があります。
銀行口座、クレジットカード、保険、携帯電話などの登録住所の変更も必要です。
まとめ
今回は、「上京のメリット・デメリットと上京までの流れ」についてご説明しました。
何かと不安や面倒なことが多い上京ですが、全体の流れを捉えて、必要な準備をすることで後悔のない上京になるはずです。
特に、仕事選びについては、決してなんとなくで企業を選ぶのではなく、きちんと考えた上で意思決定することをおすすめします。
ちなみに、リモート転職では、日々上京する方の支援を行なっています。
履歴書の作成サポートから面接対策などを行なっていますし、優良な不動産会社のご紹介もすべて無料で行なっていますので、上京を検討されている方は、ぜひ気軽にご相談ください。
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