「フィールドセールスに未経験で挑戦することは可能ですか?」
「どのような方がフィールドセールスに転職していますか?」
このような質問を受けるケースが多いです。
株式会社Carions代表取締役。リクルートスタッフィング出身の国家資格キャリアコンサルタント。毎年300名以上の転職・上京支援をしています。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに、闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視したキャリアコンサルティングが得意です。
こんにちは、リモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
ここ数年で、フィールドセールスという職種を耳にする機会が増えました。
SaaS企業を初めとするサブスクリプション型ビジネスの高まりで、インサイドセールスやフィールドセールスといった言葉の利用頻度が増えて、注目を浴びています。
今回は、注目が高まっている「フィールドセールスに未経験から挑戦するポイントや転職に成功した人の前職」について、実際のフィールドセールスの求人情報や転職者の事例などを上げながらまとめてみます。
※フィールドセールスは言い換えれば外勤営業のため、対面型営業の全てを指しますが、ここではSaaS系の企業などを中心として流行しているThe Model型の営業スタイルにおけるフィールドセールスを指しています。
フィールドセールスへの転職を検討している方は、最後まで読んでみてください。
>>コロナウイルスによる転職市場への影響についてはこちらの記事を参考にしてください。
弊社ではフィールドセールスへの転職を希望する方の支援を行なっていますので、気軽にお申し込みください。
Contents
フィールドセールスとは?
まず、フィールドセールスは、”外勤営業”を指す言葉のため広義では対面型営業の全てを指します。
しかし、普通の営業をあえてフィールドセールスと呼ぶことはあまりなく、いわゆるTHE MODEL型の営業スタイルを取り入れているSaaS企業などでの外勤営業をこの記事ではフィールドセールスと定義します。
フィールドセールスの役割は、インサイドセールス部隊によって顕在化された顧客に対して、商品やサービスの具体的な提案を行い、クロージング(受注)まで行うことです。
(1)マーケティングによって課題を持った顧客のリードを獲得
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(2)インサイドセールスが導入検討中の顧客との商談を獲得
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(3)商談で価値のある提案を行い受注⇒フィールドセールスの役割
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(4)新規導入クライアントの運用開始を支援
THE MODEL型の営業では、上記の図のような流れで進むことが多く、その中でもフィールドセールスはサービスの受注を担う大きな役割を持っていると言えます。
営業の前半部分(見込み顧客の顕在化や温度感の醸成)をインサイドセールスが担当し、後半部分(サービスの提案から成約まで)をフィールドセールスが担当ようなスタイルを指します。
「フィールドセールスとは?」や「インサイドセールスとの働き方の違い」などの内容については、こちらの記事で詳しく解説しているので目を通してみてください。
フィールドセールスには未経験から転職できる?
フィールドセールスを目指す中で、未経験からでも転職できる可能性はあります。
実際に弊社でも旅行会社から動画系のSaaS企業のフィールドセールスへの転職を支援してことがあります。
しかし、コロナウイルスの蔓延以降、未経験からのSaaS企業のフィールドセールスに転職することが一気に難しくなりました。
最低でも、「無形商材の営業経験」を求められることが多くなっているなと感じます。
とはいえ、企業によっては営業経験がない方でも採用していることはあります。
弊社ではフィールドセールスへの転職を希望する方の支援を行なっていますので、気軽にお申し込みください。
フィールドセールスに未経験から転職するポイント
ここ数年でSaaSの人気が高まり、フィールドセールスの人気も大幅に上昇しています。
だからこそ、フィールドセールスへの転職を考えている人は、入念な対策が必要です。
フィールドセールスに転職するポイントは以下の3点です。
2、志望理由を明確にしておく
3、転職エージェントを活用する
一つずつ説明していきます。
SaaSとは何か?を理解する
1つ目のポイントは、SaaSとは何か?について理解を深めることです。
はっきり言って、フィールドセールスを受ける上で、SaaSの理解が甘いことは致命的です。前述をした THE MODELを読み込み、SaaSのビジネスモデルや、構造について理解を深めておくことは最低限の準備と言えます。
志望理由を明確にしておく
2つ目のポイントは、志望理由を明確にしておくことです。
企業側は、志望者の志望理由に加え、業務への熱意や前職で培った経験をどのように活かせるのか等を採用ポイントとしているケースが大半です。
そのため、事前準備としては、
- なぜフィールドセールスを志望したのか
- 営業(フィールドセールス)としてどうなりたいか
- これまでのバックグラウンドを、どのような形で活かせるのか
を自分の言葉で伝えることができるようにしておくことが大切です。
担当業務を調べておく
3つ目のポイントは、担当業務を調べておくことです。
一概にフィールドセールスと言っても、企業によって担当する商材も違えば、担当する業務内容・フローも異なってきます。そのため、自分が転職した場合には、どのような得意先にどういった提案を行うのか・その他の業務で行うことは何かを明確にしておくことができると良いでしょう。
特に、フィールドセールス職が顧客のアフターフォローまでおこなうのかや新規営業を行うのかといった点は調べておく必要があります。
前述した通りフィールドセールスは見込み客への提案からクロージングを主な業務としますが、会社によっては業務フローの幅が異なるからです。
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フィールドセールスに就く人の前職は?
ここまで、フィールドセールスに未経験から転職するためのポイントをお話ししてきました。
それでは、実際にフィールドセールスに就く人の前職はどのようなのが多いでしょうか?
2、インサイドセールス
3、バックオフィス系
一つずつ説明していきます。
無形商材の法人営業
一番多いのはやはり無形商材の法人営業です。
特に、BtoBの営業経験者が多いです。
無形商材とは、ITサービスや広告、人材、金融、コンサルなどの業界を指しており、実際にこれらの業界から転職する方は多いです。
なぜなら、フィールドセールス未経験歓迎の求人が多い中でも、1年もしくは3年程度の法人営業経験を求める求人が多くあるからです。
フィールドセールスと法人営業では、共にサービスや商品の新規開拓や顧客との関係づくりが重視されるため、法人営業経験のある方はフィールドセールスに転職する例は数多くあります。
インサイドセールス
二つ目は、インサイドセールスです。
新規開拓のフローにおいて、インサイドセールスとフィールドセールスの連携は非常に密であり重要となります。両者が情報共有を密に行うことで、トータルで効率的な営業活動が可能になるからです。
そのため、会社によってはインサイドセールスを経験してから、フィールドセールスに異動するパターンもあります。
フィールドセールス職の転職市場においても、インサイドセールスの経験は歓迎される傾向にあり、実際にインサイドセールスを経験した方の転職はよく見られます。
バックオフィス系
三つ目は、バックオフィス系です。
総務や経理などバックオフィス系の部署から、営業(フィールドセールス)にチャレンジする人は多く存在し、比較的採用率が高い傾向にあります。
なぜなら、フィールドセールスの求人には営業未経験可の求人が多く、社会人経験さえあれば採用してもらえる場合も多々あるからです。
また、特筆すべきは、フィールドセールス職は新規開拓のフローにおいてクロージングを担当する重要なポジションにも関わらず、採用条件が低く設定されている傾向にある点です。
その理由は、企業側がそれだけフィールドセールス職を欲していることや、フィールドセールス業務を行っていく上で営業力をつけられる点にあると考えられます。
弊社ではフィールドセールスへの転職を希望する方の支援を行なっていますので、気軽にお申し込みください。
まとめ
今回は、「フィールドセールスに未経験から挑戦するポイント・転職成功者の前職は?」についてお話しました。
フィールドセールスは、サービスの受注におけるクロージングまでを担当するため、会社の利益に直結する重要なポジションです。
SaaSの認知度や人気の上昇に伴い、難易度が大幅に上がりましたが、将来の選択肢の幅を大きく広げられるポジションです。
フィールドセールスへの転職を検討している方は、ぜひ参考にして見てください。
弊社ではフィールドセールスへの転職を希望する方の支援を行なっていますので、気軽にお申し込みください。