「上京して後悔したくない、、」
今回は、そんな悩みについてお話しします。
株式会社Carions代表取締役。リクルートスタッフィング出身の国家資格キャリアコンサルタント。毎年300名以上の転職・上京支援をしています。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに、闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視したキャリアコンサルティングが得意です。
こんにちは、上京を支援するリモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
上京して東京で就職することは人生にとって非常に大きな選択だと思います。
だからこそ、誰しもが後悔したくないと思うはずです。
東京で就職することには、たくさんのメリットがあります。
一方で、後悔のない選択をするためには気をつけなければならないポイントもあります。
そこで今回は、日々上京を支援している私が「上京就職をする際の3つの注意点と、成功させるための4つのポイント」についてご紹介します。
後悔したくないと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
上京就職する際の3つの注意点とは?
「東京は仕事の数も多いし、きっとやりたい仕事ができる!」
「東京で働く人はかっこいいし、憧れる!」
このように、思う方は多いです。
しかし、イメージや憧れだけで上京を決めることは非常に危険です。
上京就職を後悔のないものにするために、注意点も知っておくことが必須です。
- 求人数の多さに惑わされない
- 上京就職はお金がかかる
- 上京するタイミングが重要
それぞれ、簡単に説明していきます。
求人数の多さに惑わされない
1つ目は、求人数に惑わされないことです。
リクナビNEXTでは、東京の求人は23区内だけで7938件あります。
求人数が最も少ない沖縄の290件に比べると約27倍、比較的仕事の多い大阪でも2095件ですので、約3倍となっており、東京の求人数が圧倒的に多いことがわかります。(2019.6.25現在)
これだけ求人数が多いと、東京に行けば簡単に希望の仕事ができると思ってしまいます。
しかし、それは大きな誤解です。
「とりあえず東京に行けばなんとかなるだろう」と甘く考えて上京する人ほど、希望の仕事に就けません。
求人数に惑わされず、「なぜ上京したいのか、上京してどういう仕事がしたいのか」
といった上京の目的を明確にしていく必要があります。
上京就職はお金がかかる
2つ目は、上京就職にかかる費用です。
東京は、平均年収が448万円で、給与水準が全国1位となっています。
これは、最も低い沖縄県の343万円と比べると年間で105万円の差があり、月間で約9万円の差がある計算となります。
これだけ給与水準が高いと、さぞ贅沢な暮らしができるように思ってしまいます。
しかし、実際は家賃や物価が地方と比べて高いため、無計画に上京を決めてしまうとすぐに生活できなくなってしまいます。
また、上京後だけではなく、物件を決める際の敷金や礼金など、上京前にもお金がかかります。
- 東京の家賃相場はどれくらいなのか。
- 東京ではどれくらいの生活費がかかるのか。
上京就職にかかるこれらの費用は、事前に知っておく必要があります。
上京に必要な費用については、こちらの記事も参考にしてみてください。
>>上京の費用は最低60万円?引っ越し費用や交通費などの節約方法や準備方法についてまとめました
上京するタイミングが重要
3つ目は、上京するタイミングです。
上記でも書いた通り、上京するためにはある程度の貯金が必要です。
あまりにも金銭的な余裕がない状況で東京に来ると、生活が非常に苦しくなります。
上京してから就職するのか、仕事を決めてから上京するのかでは、かかる費用も大きく変わってきます。
また、東京での慣れない生活の中で仕事を見つけるのか、地元の安定した生活の中で仕事を見つけるのかでは、自分に合った就職先を見つけられるかが変わってきます。
タイミングを間違えるだけで、納得のいく就職ができなくなってしまうのはもったいないですよね。
ノリと勢いだけで東京に飛び込んでいくのは、危険です。
きちんと適切な準備した上で、上京する必要があります。
上京就職を成功させるための4つのポイント
ここまで注意点を説明しました。
では、東京での就職を成功させるためにはどうしたらいいのでしょうか?
先ほどの注意点も踏まえ、ここでは4つのポイントをご紹介しようと思います。
- 上京の目的を明確にする
- 東京の家賃相場を知っておく
- 東京での生活費を知っておく
- 仕事が決まってから上京する
それぞれ、簡単に説明していきます。
上京の目的を明確にする
1つ目は、”上京・転職の目的”を明確にすることです。
私が上京を支援する中で、目的の明確化が最重要だと感じています。
本当に驚くほど、”なんとなく”というスタンスだとほぼ面接で落ちてしまうのです。
どれだけ、東京で働きたいという思いがあっても面接が通らなければその夢は叶いません。
”なぜ東京で働きたいのか”、”転職によって何を実現したいのか”という点については、
これでもかというほど、深掘りして、自分の言葉で説明できるように準備しておく必要があります。
東京の家賃相場を知っておく
2つ目は、東京の家賃相場を知っておくことです。
東京では23区内の1Rの家賃相場が、7万6千円となっています。
例えば、岡山だと1Rで約4万5千円が相場となるので、東京が圧倒的に高いことがわかります。
これに加え、敷金・礼金といった初期費用もかかります。
どうせ東京に住むのだったら都心の方に住みたいという人もいるかもしれません。
ですが、家賃が払えず地元に帰らないといけなくなってしまったら元も子もありません。
安心できる家に住むことから、安定した生活は始まります。
そして、安定した生活は仕事でのパフォーマンスに繋がっていきます。
自身の収入から問題なく払える、背伸びのない物件を選ぶように心がける必要があります。
東京での生活費を知っておく
3つ目は、東京での生活費を知っておくことです。
東京での生活費は、家賃・電気・ガス料金などを含め、約10〜15万円/月かかります。
東京は都道府県別の物価水準で全国平均100に対し108.5ともっとも高い水準となっており、生活費が多くかかります。
もちろん、交際費など、節約できる部分もあります。
ですが、節約に気をとられるばかり、肝心の仕事に集中できなくなってしまっては本末転倒です。
東京で生活するには、どれくらいのお金が必要になるのか。
これがわかっていれば、生活していけるのかという心配をすることなく上京就職をすることができます。
仕事が決まってから上京する
4つ目は、仕事が決まってから上京することです。
結論として、仕事が決まってから上京するのがベストです。
上京してから仕事を探すリスクとして、
- 慣れない生活の中で仕事を探さないといけない
- 東京での家賃など、お金の心配がある
といったことが挙げられます。
後悔のない就職をするためには、自分と向き合い、上京してやりたい仕事を明確にすることが大切です。
上京して焦りや不安のある生活よりも、安定した基盤のある地元で、じっくり時間をかけて就職を決めた方が後悔するリスクは減ります。
また、仕事を決めてから上京すれば、職場に近い物件を選ぶこともできます。
勢いに任せて上京するのではなく、リスクも考慮した上で、就職を決めてから上京するようにしましょう。
まとめ
今回は、東京で就職する際の注意点と成功させるためのポイントを紹介しました。
普段、上京を支援する中で、歯がゆく感じている部分が多いため、熱を込めて書きました。
上京を成功させるためには、注意するべきポイントと成功させるためのポイントをきちんと抑える必要があります。
私は、東京で働くことは非常にメリットが多いと感じています。
だからこそ、より多くの人に上京を成功させて欲しいと思っています。
上京を後悔しないためにも東京で働きたいという方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
ちなみに、リモート転職では上京を目指す方の支援をしています。
面談によって、転職の目的の明確化やマッチした求人のご紹介を行なっています。
ぜひ、お気軽にお申し込みください。