「社会人の話を聞くためにマッチャーを使ってみたいけど、危なくないかな・・」そう考える就活生は多いはずです。
こんにちは、株式会社Carionsインターン生の瀬戸です。
某人材系ベンチャー企業の内定者(2020卒)です。
大学3年生ごろから、複数の長期インターンシップに参加していました。
50人以上にOB訪問をするなどアクティブに就活を行っていました。
より学生に近い目線でのリアルな記事を書いていこうと思っています。
私は就活を通して50人以上の社会人とマッチャー経由でお話ししました。
マッチャーに登録する前は「知らない人と話すのって不安、、」「登録したもののいい人と会えなかったら嫌だな、、」
と感じていました。しかし実際に使ってみて、トラブルはなく、50人以上の社会人とお話しすることができました。
個人的には、就活で利用したOB・OG訪問アプリの中で一番おすすめできるアプリだと思っています。今回は、そんなマッチャーヘビーユーザーだった僕が、“マッチャーを使ってみてわかったメリット・デメリット”について紹介します。
また、有効活用の秘訣についてもご紹介するので、参考にしてみてください。
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Contents
マッチャー(Matcher)とは?
マッチャー(Matcher)は、「就活相談に乗るので〇〇してくれませんか?」という合言葉のもと、「就活相談をしたい就活生」と「お願いをしたい社会人」を大学・学年関係なく繋ぐOB訪問マッチングアプリです。
15,000人以上の社会人や内定者が登録しており、ほぼ全ての業界の社会人が登録しているため、志望業界の社会人が見つからないことはないと思います。
話してみたい社会人が見つかったら、その方が募集しているプランに申し込むと相談の申請ができます。
”社会人のお願いを聞かないといけない”と思うと少し構えてしまうかもしれませんが、
僕がお会いした社会人の方で、無理なお願いしてきた人は一切いなかったです。
そもそも登録している社会人や内定者の方は、無償で学生の話を聞こうと思うほどには優しい人が多かったという印象を受けています。
マッチャーは実際に話せる?危なくない?
結論、マッチャーは社会人と話せるし、正しく使えば危なくないです。
WEB面談が主流となった今では、実際にお会いすることの方が少なくなっています。
数年前にはOB訪問でのセクハラ事件が問題になったので「マッチャーも危険ではないか?」と感じる人もいるかもしれません。
もちろん、危険性が0とは言えませんがマッチャーには“レビュー”という評価システムがあります。
学生が社会人に対して、会った際の感想をレビューとして書くことができます。そのレビューは、全ての学生が閲覧できる仕組みになっているため、レビューをみた上で話すかどうかを判断することで、トラブルを極力回避できるかと思います。
(実際には、優しい人が多く、評価が著しく低い人はほとんどいません)
また、女性だと男性社会人への相談は不安だと思うかもしれませんが、女性の社会人や内定者もたくさん登録しているので、女性の先輩にOB訪問するのもいいかと思います。
ちなみに、マッチャーをうまく活用している友人の女性に話を聞くと、お会いするにしても、夜ではなく、日中のカフェでお会いすることを徹底していたと話していました。
マッチャーを使うメリットについて
では、マッチャーを使うことによってどんなメリットがあるのでしょうか。実際に僕が使ってみて感じたメリットを紹介します。
- どの大学のOBにも会える
- 会社・業界のリアルな話が聞ける
- 自己分析が深まる
- 裏ルート選考も狙える
それぞれ、説明していきます。
どの大学のOBにも会える
1つ目は、どの大学のOBにも会えることです。
自分の出身大学の先輩だけでなく、大学を問わず会える点は非常に良かったです。
大学のキャリアセンター経由でOB訪問をしようとすると、名簿から興味のある会社のOBを探し、連絡先に連絡し、、など手続きが面倒な上、自分が通っている大学出身のOBにしか、会うことができません。
しかしマッチャーでは、話を聞きたい業界・会社の人であれば、自分の大学以外の社会人にも話を聞きに行くことができます。
実際に僕も、大学は一切気にせずに会っていました。さらにマッチャーは、社会人だけでなく、就活を終えた内定者も登録しています。
自分の大学のOBだけでなく、どの大学のOB・内定者でも会うことができるので、話を聞ける人の数が圧倒的に多くなることは、大きなメリットだと感じました。
会社・業界のリアルな話が聞ける
2つ目は、会社や業界のリアルな話が聞けることです。
これはマッチャーに限らず、OB訪問全体に言えることかもしれませんが、「実際の社内の雰囲気」や「給与について」など、説明会では聞けないリアルな話を聞くことができます。実際お会いした方で、「ぶっちゃけ、うちの会社は新卒ではおすすめしないよ」
と笑いながら言われて、その理由などを詳しく説明してもらったこともあります。説明会や選考の場では聞けない、リアルな情報を聞くことができました。
また、1対1の密なコミュニケーションにより、他の就活生は知らないリアルな情報を得れたことで、就活を有利に進めることができました。
自己分析が深まる
3つ目は、自己分析が深まることです。
OB訪問では、リアルな情報をインプットするだけでなく、「なぜ、その業界に興味があるのか」など、自分の考えをアウトプットする機会も頻繁にあります。
インプットとアウトプットを繰り返していく中で、「自分はなぜこういう価値観を持っているのだろう」「ここがまだ言語化できていないな」など、自分の考えや課題が明確になり、自己分析が深まります。
登録している社会人・内定者の中には、「一緒に自己分析しましょう」といったプランを出している人もいるので、1人で自己分析を進めるのが不安な人におすすめです。
裏ルート選考も狙える
4つ目は、裏ルートの選考・イベントも狙えることです。
マッチャーで会った社会人経由で、一般には公開されていない特別なイベントや選考に招待される可能性もあります。
実際に僕も、マッチャーで会った人から、「もしよかったら、今度うちでイベントをするから来ませんか?」
と招待していただき、某メガベンチャーの限定イベントに参加することができました。
1対1で話をできるからこそ、
- 直接話を聞きに来る積極性
- 密に話すことができるからこそ会社に合ってるか判断できる
といった部分を評価し、通常とは異なる選考・イベントへ招待することがあるようです。ただ説明会に参加しているだけの人と、自分から話を聞く機会を創り出している人では、どちらが評価されるかは明白です。
もちろん全ての企業で裏ルートやイベントがあるわけではないですが、こういった機会が得れる可能性もあるということは大きなメリットになると思います。
マッチャーのデメリット
ただ、もちろんメリットばかりではなく、デメリットもあると感じました。僕が感じたものをいくつかご紹介します。
- 申請が承認されないことがある
- イベントの集客目的の人もいる
それぞれ、簡単に説明していきます。
申請が承認されないことがある
1つ目は、申請が承認されない可能性があることです。
「この人から話を聞きたい!」と思っても、申請が承認されないことがあります。
特に、レビュー数が多い方や申請数が多く人気の人は、マッチングしない可能性が高くなります。社会人の方も学生との面談に使える時間は限られており、多くの申請がきた場合には全てを承認することはできないようです。
僕も申請したけど、承認されないということは何度もありました。必ずしも会いたいと思った全ての人に会えるわけではないので、ある程度は断られるものだと思って申し込むことをおすすめします。
イベントの集客目的の人もいる
2つ目は、自社イベントの集客目的で使っている社会人もいることです。
新卒エージェントや人事担当者なども登録していて、イベントに集客する目的で使っている方は一定います。
実際に僕がマッチングした人の中でも、”個別に話が聞きたい”と思って申請したのですが、「〇月〇日にイベントやるので来ませんか?」とイベントに招待され、日程が合わなかったためお断りしたのですが、その後返信がこなくなり、個別にお話を聞くことができないということがありました。
このように、イベントへの集客が目的で、個別に話をする目的ではない方もいます。
もちろん、メリットに書いたような裏ルートのイベントや選考への招待もあるので、一概にイベントへの集客をすることがデメリットとは言えません。ですが、裏選考やイベントは話を聞いて優秀だと思った学生を誘うはずです。
なので、話をする前からイベントに招待してくる場合は、イベント招待だけが目的の可能性もあることを頭に入れておきましょう。
もちろん、行きたいと思えるイベントであれば行っていいと思いますが、自分が考えていた目的とはマッチしないと感じた場合は、素直に断る勇気も大切だなと感じました。
マッチャーを有効活用する秘訣とは?
マッチャーを利用するメリット・デメリットをご紹介しましたがうまく活用する方法について、気になる方も多いかと思います。そこで、ヘビーユーザーの私が、実際に使ってみてわかった有効活用法を紹介します。
これらを意識することで、社会人とマッチングする確率・限られた時間で有益な情報を得れる確率が高まりました。
- プロフィールは詳細に書く
- メッセージ・日程調整は自分から送る
- 事前に聞きたい内容をまとめる
- おすすめの利用時期
それぞれ、簡単に説明していきます。
プロフィールは詳細に書く
1つ目は、プロフィールを詳細に記入することです。
プロフィールがどれだけ詳細に書かれているかによって、申請した時の社会人からの承諾率が大きく異なります。
社会人側は、申請のあった学生のプロフィールやレビューを見ることができます。そのため、プロフィールの内容は非常に重要です。
実際に、私がお会いした社会人の方に、「マッチャーで会いたくなるのはどんな学生ですか?」と聞いてみたところ、「プロフィールをきちん書いている子かな。」と答える人がほとんどでした。
”学生にドタキャンをされた”という社会人はかなり多いです。そのため、なるべく意欲があって、信頼できそうな人と会いたいと社会人も思うのです。そして、信頼を作り出すのは、プロフィールの情報です。
基本情報として、
- 名前・大学・学年
- 今悩んでいること
- 就活の状況
- ガクチカ
を記載しておくと、社会人としてもわかりやすいと思います。出来るだけ詳細に記載することと、前のめりさを文章に込めることをおすすめします。
メッセージ・日程調整は自分から
2つ目は、承認後のメッセージ・日程調整を自分から送ることです。
「社会人は忙しいだろうから、空いてる日程聞いて合わせた方がいいのだろうか、、」
と思ってしまいがちですが、選択肢を提示されず、空いてる日程を送ってくれと言われるのは面倒に感じます。
手間をかけさせないためにも、承認後は自分からメッセージを送って、日程の提案することが良いでしょう。
その上で、相手の都合を聞き、調整していくのがいいです。僕が使っていたメッセージ・日程提案のテンプレを載せておくので、よろしければご活用ください。
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【承認後メッセージのテンプレ】
話をする目的を明確にする
3つ目は、話をする目的を明確にすることです。
これまで50人以上の社会人とお会いしてきて、ほとんどの方は面談時間が1時間でした。
実際に話してみると、1時間は思っているよりも短く、その場で聞くことを考えていたら、すぐに終わってしまいます。
限られた時間の中で有益な情報を得るためには、事前準備が必須です。そして、事前に聞きたいことを考えるためには、話をする目的を明確にする必要があります。決して、「社会人と会うこと」が目的になってしまってはいけません。
もちろん時間を延長して話を聞いてくれる人もいるでしょうが、社会人の方は、忙しい中で学生のために時間を作ってくれています。
お互いの時間を意味のあるものにするために、話をする目的を明確にし、事前準備して臨むことを心がけましょう。
おすすめの利用時期
4つ目は、マッチャーの利用におすすめの時期です。
マッチャーには、マッチングしやすい時期としにくい時期があります。就活生が多く活動している時期は、社会人にも申請が集中するため、自分の申請が承認されにくくなります。逆に、周りの就活生があまり活動していない時期だと、マッチングしやすいです。
個人的には、
【3月〜6月】マッチングしにくい:本選考やサマーインターンで動いている就活生が多い
【9月〜12月】マッチングしやすい:あまり就活生は活発に動いていない
と感じました。実際に社会人の方に申請状況を聞いてみた際に、
「9月とかは申請数少なかったからほとんど承認できたけど、2.3.4月とかは40人以上申請がきて、半分以上承認できなかった。」
と話していました。もちろん、プロフィールの書き込み度や社会人の都合でも変動しますが、たくさんの人に話を聞きたいのであれば、マッチングしやすい時期からの利用がおすすめです。
まとめ
今回は“マッチャーを使ってみてわかったメリット・デメリット”と有効活用に仕方について紹介しました。
マッチャーというサービスがない時代は、OB訪問で他大学の先輩に会うことは少なかったようです。だからこそ、気軽に幅広い社会人と会える便利なサービスを最大限に利用しない手はありません。一方、社会人は忙しい中、時間を費やして相談に乗ってくれるので、失礼のない対応を心がける必要があります。マッチングした際の連絡の仕方や会う前の事前準備など、色んな面で社会勉強に繋がるアプリだと思っています。
マッチャーの利用を通じて、自己分析を深めて、リアルな情報を手の入れることができれば、就活の成功に大きく近づきます。
この記事を読んだ方が、マッチャーを最大限に有効活用して、就活を成功させることを願っています。