「なぜ、地方から東京に上京するのですか?」上京する方は面接の場で必ず上京する理由を聞かれます。
どのように伝えたら面接官を納得させることができるのかをお伝えします。
こんにちは、上京を支援するリモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
今回の記事では、上京転職を目指す方の面接対策を実施したり、企業の採用担当者と日々顔を合わせている私が、実例を紹介しながら上京転職する転職者が面接の場で大事にしたい4つの心構えについて説明します。
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Contents
上京の理由を面接で聞くのは本気度を知りたいから
先日、実際に採用面接を担当している人事の方に
「なぜ、あなたは地方から東京に上京するのですか?」という質問を面接の場でするのか聞いてみました。
すると、上京に対する本気度が知りたいという回答が返ってきました。
上京に対する本気度が知りたい
東京に「憧れ」を抱いて上京する方は多くいます。
しかし、憧れを抱いて東京に来る場合、”東京に来る”という目的が達成されるとやる気がなくなってしまうのではないかと面接官に思われる可能性があるようです。
面接官は、上京の理由を聞くことであなたの上京への本気度をみています。
東京で働きたい理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
実際に面接で落ちてしまった2人の志望動機とは?
実際に面接で落ちてしまっていた、AさんとBさんの2人の失敗例をご紹介します。
失敗例①:四国から上京を検討していたAさん(25歳男性)の場合
Aさんから「何社も受けているけど面接で落ちてしまう」という相談を受けました。
面接に落ちてしまう原因を探るために、どんな志望動機を話しているのかを聞くと
「東京に憧れがあるから」と答えていることが分かりました。
失敗例②:九州から上京を検討していたBさん(24歳女性)の場合
Bさんからも「面接が思うように通らない」いう相談を受けました。
どんな志望動機を面接でお話ししているのかを聞くと
「趣味のアニメのイベントが東京でたくさん開催されるからです」と答えていました。
上京転職する人が面接の場で大事にしたい4つの心構え
結果的にAさんとBさんは複数企業から内定を獲得し、現在は東京で働いています。
面接の場で本音を話すことは重要ですが、AさんとBさんのように東京への憧れや趣味といった理由をストレートに話すと本気度が低いと思われます。
しかし、2名に「面接の場で大事にしてほしい4つの心構え」についてお伝えした結果、面接官に本気度が伝わり、複数企業から内定獲得することができました。
では、どのように回答すると面接官に本気度が伝わるのでしょうか。
上京転職する人が面接の場で大事にしたい心構えには、この4つが挙げられます。
- ①:仕事面での上京したい理由を伝える
- ②:上京までの過程と将来設計を伝える
- ③:企業について入念な情報収集する
- ④:逆質問を事前に考えておく
心構えについて、説明します。
心構え①:仕事面での上京したい理由を伝える
1つ目は、「仕事面での上京したい理由を伝える」ことです。
「趣味が充実できそうだから」などのプライベート面での理由を面接の場で話すと本気度が低いと捉えられてしまう場合があります。
また「東京への憧れがあるから」という理由も東京に来ることで目的が達成されてしまうためすぐに飽きてしまうのではないかと思われてしまいます。
遊ぶために東京にきている人を採用したい企業はありません。
「日本のビジネスの中心地でスピード感を持って成長していきたい」
「東京で、より規模の大きな仕事に携わりたい」
など、仕事面での上京したい理由を必ず伝えることが重要です。
心構え②:上京までの事前準備と将来設計を伝える
2つ目は、上京するための事前準備と将来設計を伝えることです。
事前に、上京資金を貯めていることや上京のために勉強している内容など、
具体的にどんなことをしているかを伝えると本気度を伝えることができます。
また、”上京してからどうしていきたいのか”といった将来設計を伝えることで、上京後をきちんとイメージしているということが面接官に伝わります。
心構え③:企業について入念に情報収集する
選考を受ける企業については徹底的に情報収集をしましょう。
WEBサイトや求人情報を見るだけで止まるのはもってのほかです。
転職は人生において非常に重要な決断です。自分自身が受ける企業について事前に集められる情報は全て集めておいた方が良いです。
上場企業であれば、企業サイト内にIR情報という財務状況や事業戦略などの情報が掲載されているので必ず確認した方がいいですし、就職四季報などの書籍を見ておくことをオススメします。
また、実際の社内の雰囲気や活躍している人の特徴などの情報は、転職エージェントなどからきちんと情報収集する必要があります。
心構え④:逆質問を事前に考えてメモしておく
面接の最後に「何か質問はありますか?」と面接官に逆質問される場合が多くあります。
実はこの逆質問は本気度を図る質問とも言われており、「何もありません」と答えてしまっては面接官に企業への本気度が低いと思われてしまいます。
もちろん面接の中で気になったことを質問できればいいのですが、面接の場では緊張してしまって上手く質問が出てこない可能性もあります。
いざという時に備えて、逆質問したい項目を事前にメモしておきましょう。
逆質問の例を2つ挙げます。
- 「今までこのようなスキルを積んできましたが、御社でこのスキルを活かすには何が足りませんか?」
- 「どのようなスキルを身につければ、今後の仕事に役立ちますか?」
と、さりげなく自分の長所をアピールしたり、仕事への意欲を伝えると印象はアップします。
逆に事前に調べたら分かるような内容を質問することはマイナスの印象になるので避けるべきです。
他に面接で質問される内容とは?
他に、面接ではどのようなことが聞かれるのでしょうか。
面接は、自分はどのような人間でどのように企業に貢献できるのかを伝える場です。
そこで面接で主に質問される4つの項目をまとめてみました。
- 自己紹介
- 前職の仕事内容
- 退職理由
- 志望動機
それぞれ、簡単に説明します。
主な内容①:自己紹介
まず始めに、自己紹介を求められます。
ここでは、あなたの第一印象が見られています。
長くなりすぎないように、1分程度で最終学歴と新卒で入社した会社の説明、事業内容、業務内容を簡潔にお話した上で「本日はよろしくお願いします」と締めます。
自己紹介で採用の合否が決まることはありませんが、第一印象は非常に重要です。
「表情」「視線」「話し方」「聞き方」「姿勢」などいつも以上に意識することがポイントです。
主な内容②:前職の仕事内容
2つ目は、前職の仕事内容の質問です。
この質問では、「これまでの仕事とどのように向き合っていたかどうか」を見られています。
仕事内容について、事前に簡潔に説明できるようにしておきましょう。
- 業務の流れ
- 役割
- 期間、習熟度
- 目標、成果
- 学び
などを整理して話せるようにしておくといいです。
前職の仕事内容を話すとついつい愚痴っぽくなってしまいがちです。
前職のネガティブなポイントを愚痴っぽく話すことは必ず避けましょう。
主な内容③:退職理由
3つ目は、退職理由です。
退職理由を聞くことで面接官は主に以下の3つのポイントを確認しています。
- (1) 不平・不満ばかりで、すぐに辞めてしまうのではないか
- (2) 甘い考えを持っていないか
- (3) 他人のせいにしがちな性格ではないか
退職理由を偽る必要はありません、しかし、伝え方によってはマイナスに捉えられてしまいます。
退職理由が客観的に納得できる理由であるかどうかを意識して、まとめておく必要があります。
主な内容④:自己PR
4つ目は、自己PRです。
「あなたがどんな強みを持っていて、どう貢献できるのか」を確かめています。
実際に転職を支援していても、自己PRが最も難しいと感じます。
なぜなら、自分で自分の強みに気づくことが難しいからです。
私が国家資格キャリアコンサルタントとして、求職者と面接対策をする中で意識していることは、
「これまで一番頑張った、成果が出たエピソードの中からその人の強みを見つけ出す」ということです。
自分一人で自己PRを考えると、客観的に聞くとトンチンカンになりがちです。
だからこそ、第三者の視点でのアドバイスをもらうことが、転職活動の成功のポイントだと考えています。
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具体的にどのような方法で上京するべきか?
ここまで、面接の場で大事にしたい4つの心構えについてご紹介しました。
上記でも伝えましたが、上京転職に一人で挑むことは本当にお勧めしません、
なぜなら、1人で転職活動をすると著しく情報不足に陥ってしまうからです。
上京に後悔する場合のほとんどが情報不足によって、曖昧に仕事を選んでしまうことです。
>>【200人に聞いた】東京への上京転職を後悔した理由と後悔しないためにすべきこと
決してポジショントークではなく、自己分析や面接対策、情報収集などの面で転職エージェントを利用することで、圧倒的に有利に進められると思います。
また、上京日程に合わせて複数社の面接調整をすることも一人では難しいため、転職エージェントに介入してもらった上で面接調整をすることをお薦めします。
転職エージェントの活用の仕方について
これは、私が現役の転職エージェントとして上京を支援しているからこそ言えることですが、
上京転職を成功させている方は、総合型の大手エージェント1~2社+特化型転職エージェントへの登録が勝ちパターンです。
こう言っては怒られるかもしれませんが、大手転職エージェントであれば、どの企業も業界・業種問わず幅広く求人を保有しております。
だからこそ、総合型の大手転職エージェントに1社~2社程度に登録し、
並行して、地方から東京への特化型のエージェントに登録することがおすすめです。
あまり多く登録しすぎず、自分の進め方にあう担当者がつく転職エージェントに頼るべきです。
1、幅広く探したい方はリクルートエージェント
リクルートエージェントは、圧倒的な営業力で企業との関係性を構築しているため、求人数がとても豊富です。
人材業界最大手なため、中小の転職エージェントが保有していない超大手企業の求人や採用数が少ない人気企業の求人など、幅広く求人を薦めてもらうことができます。
ただし、提案される求人はあなたの条件に合わせてシステム的にマッチングをしているため、ピンポイントでマッチしていない求人が混ざっている場合もあるかもしれません。
しかし、そんな求人との出会いが意外と自分自身の転職への考え方を変えてしまうケースもあるので、たくさんの求人の提案をもらいたい方は登録している傾向があります。
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2、20代で上京を目指す方はリモート転職
リモート転職は、地方から上京する20代向けの支援に強みを持っています。
国家資格キャリアコンサルタントが、志望動機や自己PRのブラッシュアップなどの面接対策も丁寧に行なっています。
大企業に入社した後に、地方配属になった方を始め、最近では金融機関やMR、人材業界で勤務している方からのご相談が増えています。
また、未経験から正社員に挑戦する方やフリーランスエンジニアを目指す方の支援もしています。
求人は、東証一部上場の大企業や、急成長中のIT・WEBベンチャー業界など、業界・業種問わずご紹介可能です。
職種は、マーケティング・企画・営業・人事・広報・ITエンジニアなどに幅広くご紹介が可能で、複数の転職エージェントと提携しているため、自社求人だけでなく客観的な支援をすることが強みです。
転職エージェントを活用する際の注意点
転職エージェントを活用する際は、注意点もあります。
それは、転職エージェントの言葉に流されすぎるのではなく、意思決定を慎重に行うことです。
企業に入社した際のメリット・デメリットを整理し、入社するかどうかを冷静に判断することをお薦めします。
また、転職エージェントの担当者との相性も気をつけるポイントです。
人と人とのコミュニケーションだからこそ、相性が合う合わないはきっとあるでしょう。
例えば、スピードを重視したマッチングをする担当者もいれば、丁寧さや納得感を重視する担当者もいます。どちらが良い悪いではないので、自分にマッチした担当者を見つけることが重要です。
孤独な転職活動を伴走してもらおう
転職活動は、基本的に一人で進めることが多く孤独を感じることが多くあります。
どんな会社を受けるべきか、悩むことや面接でお見送りになり、落ちこむこともきっとあるでしょう。
そんな時に、伴走してくれる転職エージェントの存在は貴重です。
面接設定や内定後の条件交渉など、転職エージェントが代わりに行ってくれることも転職エージェントを活用すべき理由として挙げられます。
面接での伝え方を客観的に見てもらおう
面接で失敗しがちなパターンが、一人で面接対策をすることです。
自分の伝え方が、客観的にどう伝わるかを確認する必要があります。
私が運営するリモート転職でも面接対策にじっくり時間をかけています。
面接で話すことになる志望動機や自己PR、退職理由・転職理由などを細かく確認し、どのように伝えると面接官に伝わるのかを一緒に考えています。
【無料】上京が不安な方向けに、無料で相談を行っていますので、ぜひご相談ください。
まとめ
今回は、上京転職する転職者が面接の場で大事にしたい4つの心構えと転職活動の面接で面接官に質問される主な内容についてご紹介しました。
上京転職の面接ではただ憧れで東京に来ただけではなく、東京でどう働いていきたいかを伝えることが重要なようです。
ちなみに、私が運営するリモート転職でも上京したい方のサポートを日々行なっています。
無料で、手厚く行なっていますので面接が不安だと思う方は、お気軽にお問い合わせください。
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