「地方から東京への面接の交通費は、企業から支給されますか?」
上京を目指す20代の方と日々面談をする中で、よくこんな質問を受けます。
今回は、そんな疑問にお答えします。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
こんにちは、上京を支援するリモート転職を運営する株式会社Carions代表の山下です。
まず最初に、転職活動での交通費は支給されないことが多く、ほとんどが実費です。
私が上京を支援する中で、できるだけ企業の方には少ない回数での面接とSkypeなどのオンライン面接をお願いしています。
しかし、役員の方との最終面接は本社である東京で実施する必要があったり、Skypeでの面接の対応ができない場合があります。
そのため、上京して就職・転職するためには、数回の東京への往復の交通費がかかることを認識しておく必要があります。
そこで今回の記事では、「地方から東京への転職活動で生じる交通費」についてまとめてみました。
上京にかかる費用を心配されている方は、参考にして見てください。
Contents
東京での面接の交通費は企業が出してくれる?
地方から東京への面接の交通費は、出してくれる企業もあれば出してもらえない企業もあります。
そのため、一概に交通費を出してくれるかどうかは回答することができません。
しかし、ほとんどの場合、地方から東京への面接の交通費は支給されません。
肌感覚ですが、9割以上の企業は転職での交通費は支給していないように感じます。
そのため、東京の企業に転職する場合、引っ越し費用だけでなく、面接での交通費も必要になることを認識しておく必要があります。
面接で地方から東京に来る回数はどれくらい?
ざっくりですが、地方から東京への転職を目指す方が、面接で東京に来る回数は、2~5回程度です。
少ない方は、1回の上京で済むことがありますが、多い方だと4回以上東京にくることもあります。
また、実際に上京が決まると、物件を探すために東京に来る必要がありますので、
最低でも3〜6回分の交通費は準備しておく必要があります。
大阪から東京への交通費と移動時間について
東京への交通費と移動時間は、具体的にどのくらいかかるのでしょうか。
今回は、大阪からの交通費と移動時間を3つの交通手段別にまとめて見ました。
- 飛行機
- 新幹線
- 夜行バス
それぞれ簡単に、説明します。
交通手段①:飛行機
一つ目は、飛行機です。
交通費:約16,200円(成田空港 – 関西空港の往復)
移動時間:片道1時間20分
飛行機は、最も時間を短縮できるという利点があります。
空港での搭乗手続きなどを考慮しても、一番負担が少ないと言えます。
格安航空などを利用することで、金額も抑えながら東京に来ることができるかもしれません。
ちなみに、私が上京する際は、航空券をエアトリで購入し、ホテルとセットで予約するようにして節約していました。
交通手段②:新幹線
地方から東京への交通手段の二つ目は、新幹線です。
交通費:約28,000円(東京 – 新大阪の往復)
移動時間: 片道2時間30分
飛行機と比較すると、金額も高く、移動時間もかかります。
しかし、新幹線は本数が多いことや、搭乗手続きなども最小限のため、手軽に利用できます。
また、東京駅や品川駅など飛行機に比べて、都市部へのアクセスがいいことも特徴です。
交通手段③:夜行バス
地方から東京への交通手段の三つ目は、夜行バスです。
交通費:約9,000円(大阪 – 新宿の往復)
移動時間:片道8時間
夜行バスは、最も金額が安いです。
一方で、体力的にしんどい場合もあるので要注意です。
特に面接の前に夜行バスで来てしまうと、十分にパフォーマンスを発揮できない場合があります。
上京する方への企業側の柔軟な対応について
必ずしも、東京で面接を受けなければいけないのでしょうか。
最近では、企業側が柔軟に対応することで、東京に来る回数が減るケースが増えています。
企業側の柔軟な対応は、2つ挙げられます。
- Skypeや電話での面接を実施する場合
- 地方支社で面接を実施する場合
それぞれ、簡単に説明します。
Skypeや電話で面接を実施する場合
企業側の柔軟な対応の1つ目は、Skypeや電話で面接を実施する場合です。
一次選考の面接をSkypeや電話などオンラインの手段で実施するケースが増えています。
二次選考や最終選考に進むと、東京での面接を行うことがほとんどです。
しかし一次選考は、採用・入社の可能性がまだ高くないため、効率やコストを考えてオンラインで実施している会社は多いです。
私も、企業側に1次面接をオンラインで実施する依頼を必ずするようにしていますが、
お互い負担が減るため、今後もさらに増えて行く流れだと思われます。
地方の支社で面接を実施する場合
2つ目は、地方支社で面接を実施する場合です。
特に大きい規模の企業であれば、地方に支社がある可能性があります。
1次選考から東京で実施するのではなく、最も近い支社で面接をすることもあります。
また、地方の支社で、東京本社とSkype接続して面接を実施するということもあります。
交通費が支給されるか確認するべき?
「交通費が支給されるか企業に確認するべきですか?」と質問を受けますが、あまりオススメしていません。
なぜなら、企業側に印象を悪くする恐れがあるからです。
求人票などに記載されていない場合は、基本的には支給はないものと考えておいたほうがいいです。
内定が出て、採用が決まるまでは金銭面の話をすることはあまりオススメできません。
転職エージェント経由であれば、エージェントにお願いして聞いてもらうことがオススメです。
まとめ
今回は「地方から東京への転職活動で生じる交通費」についてお話ししました。
新卒とは違い、第二新卒や中途での転職活動では交通費の支給がないことで、地方からの転職活動が非常に難しくなっています。
事前に上京する資金を準備し、活用できることはフル活用した上で、上京転職に臨んでみてください。
上京転職に必要な費用の詳しいご説明はこちらの記事でしています。
>>【上京転職に必要な最低費用は60万円!?】金額の内訳や節約方法,準備方法についてまとめました
ちなみに、弊社が運営するリモート転職では、日々上京支援を行なっています。
自己分析の支援や、面接対策、マッチする企業のご提案、オンラインでの面接調整など、柔軟に対応しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
関連記事
人気記事:【BEST5】上京して東京で働きたい本音の理由とは?
人気記事:【200人に聞いた】東京への上京転職を後悔した9つの理由と後悔しないためのコツとは?