「上京就職の失敗例についても知っておきたい」
よく、そんな質問相談を受けることがよくあります。
こんにちは、上京を支援する上京転職LABOを運営する株式会社Carionsの山下です。
20代の転職を支援する株式会社Carionsの代表取締役。リクルートグループ出身。年間300名以上の転職・上京を支援しています。。上京支援のプロとして、マツコDXさんが出演する東京MX テレビ「5時に夢中!」に出演。”友達を紹介したくなるキャリアコンサルタント”をテーマに闇雲な求人紹介ではなく、ヒアリングを重視した転職支援を実施しています。
私は、4年前に新卒の就職活動を機に関西から上京しました。
今は上京する方の支援をしており、2年半で300名ほどの上京を希望する方とお話ししてきました。
上京することで、年収が上がった!という方や希望の仕事に就けたと、東京生活を謳歌している人はたくさんいます。
一方で、全員が「上京してよかった」と思っているわけではないことは事実です。
そこで、今回は「上京就職に失敗した理由のBEST5」について、ありのままにご紹介しようと思います。
ただし、一度失敗してしまってもやり直すことは可能だと考えています。
ぜひ、参考にして見てください。
Contents
上京就職に失敗した理由BEST5とは?
早速ですが、上京に失敗してしまった、、と後悔してしまう人のパターンを5つご紹介します。
希望している企業や業界の選考に受からなかった
1つ目は、希望している企業や業界の選考に受からなかったパターンです。
誰もが知っている超大手企業や、広告・テレビ業界など非常に人気業界かつ、採用枠が狭い仕事を希望される方に多く見られます。
「どうしてもその企業・業界に入りたい」という思いから、正社員ではなくアルバイトや派遣でスタートする方もいます。
しかし、給与が少なく、東京での生活が金銭的に苦しくなったという話もよく聞きます。
希望の条件が多くなりすぎてしまったり、現状の経歴や実力に対して理想が高くなりすぎると上京すること自体に失敗してしまう可能性が高いです。
金銭的に上京できなかった
2つ目が、金銭的に上京できなかったパターンです。
上京は、引っ越しや物件の初期費用・移動の交通費など、とにかくお金かかります。
上京に必要な資金については、こちらの記事で詳しく説明していますが
そもそも、貯金が足りないという場合や、家族の支援が得られない場合に上京を諦めるケースがあります。
過去にも、東京の企業に内定をもらっていたのに、ご家族の支援を得られず、「上京資金が足りないので辞退します」という悲しいケースも見ました。
>>上京の費用は最低60万円?引っ越し費用や交通費などの節約方法や準備方法についてまとめました
東京の雰囲気に馴染めなかった
3つ目が、雰囲気の馴染めなかったパターンです。
私の周りに、東京の雰囲気に馴染めずに地元に帰ってしまった友人がいます。
後日、話を聞いたところ東京でも地元の友達とばかり遊んでしまい友人関係が狭くなってしまったとのことでした。
「東京の人はノリが合わない、、」と冷めた目で見てしまったことをとても後悔していて、
せっかく東京に来たからには「もっと交流の幅を広げておけばよかった」と話していました。
地元の友人や、恋人と過ごす時間がほとんどになると後悔してしまうことが多いようです。
体調を崩してしまった
4つ目が、体調を崩してしまったというパターンです。
東京という新しい環境で生活することに加えて、新しい仕事をするとなると非常にストレスがかかります。
そのため、体調を崩してしまう方は非常に多いです。
もちろん、「覚悟を決めて東京に来る」ということはいいことかもしれません。
一方で、新たな環境で一気に自分を追い詰めることは絶対によくないです。
適度にリラックスできる交友関係や趣味を持っておくことは東京での生活をする上で、かなり重要だと感じています。
夢が叶わなかった
5つ目が、夢が叶わなかったというパターンです。
夢を追いかけて東京に来る方は、非常に多いです。
テレビなどで見る、たくさんの成功のパターンの裏側にはたくさんの失敗があります。
バンドや声優、芸能関連の仕事で、夢を叶えようと東京に出てきたけど、
夢を叶えることができず、地元に帰ることになってしまう方も少なくないです。
上京就職を失敗しないためには?
上京を失敗させないためのポイントはこちらの記事で詳しく説明していますが
ここでも、3つのポイントについて簡単にご説明します。
転職活動の事前準備をきちんとする
1つ目は、転職活動の事前準備をきちんとすることです。
自己理解と企業理解を欠かさないようにしましょう。
自分自身が希望する企業・業界・職種への挑戦は、これまでの経験や経歴と照らし合わせた時に現実的なのかをきちんと把握しておく必要があります。
そのためには、転職エージェントなどのプロに相談しておくべきです。
ビズリーチは、ハイクラスの方におすすめのスカウトを受けられるサービスですが、
自分の経歴で、どんな求人のスカウトが来るのかを認識しておくことがオススメです。
資金を準備する
2つ目は、資金の準備をきちんとすることです。
当然ですが、資金が底を尽きそうになると焦りが生まれるためきちんと判断できません。
なんとかなると楽観的に捉えすぎるのではなく、最低でも60万円ほどは貯金して余裕を持って上京に挑むようにしましょう。
もし、足りないようであれば、きちんと家族に上京したい理由を説明して金銭的な援助を受けられる体制を整えておくべきです。
東京で積極的に交友関係を広げる
3つ目は、東京で積極的に交友関係を広げることです。
東京に来た際に、地元の友達や恋人とばかり遊ぶのではなく、
趣味や仕事を通じて、社内外で積極的に友人作りをすることが必須です。
イベントやセミナーに出向くこともオススメです。
心の拠り所をいくつか作っておくことが、しんどい時の心の支えとなります。
ちなみに、こちらの記事では実際に上京したOさんの実例を元に、上京就職をする際の不安と注意点についてご紹介しているので、参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事は、「上京就職に失敗した理由のBEST5」について、ご紹介しました。
僕自身、新卒の就職活動で上京に失敗しています。
しかし、再チャレンジすることで上京に成功することができました。
今は、東京に来て本当に良かったと思っています。
一度の失敗で落ち込むのではなく、前向きに挑戦し続ける姿勢が非常に重要なのかなと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。